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高知の土産 イチオシ

高知の土産物といえば色々と有名なものがある。ただ、昔から愛用しているのが「土佐手拭い」だ。出張先でも時間があれば手拭いを探してまわる。ずいぶん昔からハンカチがわりに手ぬぐいを使っているからだ。手ぬぐいもある程度使い込むと、新しいものに置き換えるので新品を常時二十枚くらいはストックしている。その中で一番のお気に入りが、この土佐手ぬぐいだ。当然ストックも多い。気に入った色やデザインは複数用意している。

定期的に高知に通っていた時期は、新作が出るととりあえず全種類(だいたい5種類くらい)を買い込み、季節や気分に合わせて色を変えていった。最初のころは野菜や植物モチーフが多く、色使いも「淡い」。色使いが派手目な感じが主流の手ぬぐいとしては、土佐手拭いは珍しい部類だった。
仕事に行くときには「藍」「茶」を使うことが多かった。逆にプライベートであれば黄色をよく使っていた。今回発見した新作は、くっきりとした赤が地色で土佐手拭いとしては珍しいものだった。

この酢みかん手拭いも、しばらく高知に来ていないうちに発売されていたようだ。酢みかんは高知特有の柑橘で、ゆず・すだち系の柑橘類の一種、土佐の変異種らしい。高知以外では流通していないようだし、首都圏では見かけたこともない。高知西部の宿毛では「直七」というゆずの特異種の果汁(多分)が商品化されているが、酢みかんはまだ地域産品として発展途上だと思う。
たまに知人から緑の酢みかんを送ってもらって、それが黄色くなるまで大事に使っている。鮮烈な酸っぱさが、魚にはよく合う。そういえば、酢みかんは八百屋で買うようなものではなく、庭先になっているものをもいでくるのが普通らしい。(知人の弁だ)
この手ぬぐいのデザインも、緑と黄色の酢みかんが使われている。高知らしい絵柄だと思う。

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