
餃子の満洲が6月のメニュー改定で、定番から落としてしまった鳥の唐揚げ。マイ定番だっただけに、実に残念だ。その唐揚げの代わりに、サイドメニューから昇格して単品メニュになったのがヨダレドリで、これはこれで旨いのだが、唐揚げロスのダメージは大きい。
調理の手間であったり、コストの高騰であったり、色々と原因は考えられるのだが、満州では数少ない揚げ物だったので、できれば季節メニューでも良いから復活してくれないものだろうか。生姜風味の唐揚げはなかなか他の店にはないユニーク商品だったと思うのだが。

ついに吉野家がトッピング牛丼に舵を切ったのかと、個人的には相当驚いたキャンペーンが始まった。これもずいぶんおもいきった方針転換だと思うが、すでに牛丼オンリーで単一メニューのシンプルオペレーションは随分前から放棄していたから、この変化も仕方がない。少なくとも牛丼屋から定食屋になっていくつもりはないようだ。牛丼以外のバリエーションを増やす方向ではなく、牛丼のバリエーションでなんとか凌いでいきたいという悲鳴というか悲願が透けて見える。
最近色々と騒動の多い吉野家だけに、オペレーション主体でテコ入れしたいのだろうと推察したのだが………。

それよりも、コロナの最中はすっかり「放棄」していたちょい飲みビジネスを復活させるらしい。それも、昼飲みを受け入れるつもりのようだ。グラスワインならぬグラスビール130円は、その辺りの意気込み?みたいなものの表れに見える。
イートイン減少分をテイクアウトで補ってきた施策も、そろそろうまくいかなくなってきたということだろうか。
ただ、これは繁華街の店舗限定施策のようだ。ちょい飲み対象店舗も限定店舗での実施だったから、元に戻ったという理解で良いだろう。ただ、ファストフードの施策として税込、税別料金の二重表記はいかがなものかという気がする。価格で推していくのであればこの二重表記はとても紛らわしい。
このあたりはブランドのマーケティングセンスというか経営センスの問題なのだろうなあ。ただ、マーケティング関連であれこれ叩かれただけにおとなしくするつもりなのかもしれない。ただ、変化対応に遅れないよう気をつけてということか。