街を歩く

狸小路@deepでラーメン

狸小路7丁目を勝手に狸小路@deepと称している。もちろん某有名小説のもじりだ。狸小路7丁目・8丁目界隈には、いわゆる尖った店が多い。大体の店が小降りで、客席数もあまり多くない。ただ、熱烈な常連客がいて経営を支えているという感じがする。フリの客には入りにくいというか敷居が高い、コアなファン向けの店が集合している。札幌でもDeepな一角というのに間違いはないと思う。
このDeepさこそは、チェーン店のコスパの良さだけがお店の評価基準ではないという証明なのだが、コアなファンの店は、言い換えれば一見さんお断り的なムードもある。商売として広げるには、そこを突破しなければならないはずだ。だが、どこの店も「ひろげる」ことに興味がなさそうだ。どちらかというともっと深掘りしていく感じがする。
長年食い物業界に携わってきたこともあり、その手の一見さんお断り的ムードには免疫があるというか、根っから無視してしまうことが多い。特に最近のアフターコロナ世界では、店主の客あしらいを含め混乱が続いているので、一人飯、一人飲みはヘイっちゃらだ。店主がごねたら、何も注文せずに出て来れば良い。(注文していても出てしまう時もあるから、だいぶ厄介な客だという自覚はある)

友人から聞かされていた、狸小路7丁目のラーメン屋には一度行ってみようと思いつつ随分時間が経ってしまった。どうも店主こだわりの商品に、コアファンが信奉してしまったカルト的ラーメン店らしい、と勝手に思い込んでいたからだ。
たまたまランチに行こうと思った店が臨時休業だったり、長期休業中だったりしてランチ難民になってしまった。そこで不意に思い立って、昼のピークを外しこの店に出張ってみた。
不思議なラーメンだった。スープに潜む香草の味が独特で、ラーメンのスープというよりエスニック系な感じがする。ただ、パクチーではないようだ。セロリをメインにしてブーケガルニ的な何かだろうと思う。比較的とろみの強いスープだが塩味は控えめで、ネギのカットが大きいこともあり、やはりラーメンというより濃厚スープを食べている気がした。
おそらく、2度3度と繰り返すことで、だんだんハマっていくタイプの料理だと思う。岩のりをスープに入れてちょっとふやけた状態で食べる。これがまた気に入ったところだ。ラーメンの結構としては、スープの主張が強すぎる気もするが、確かに美味い「麺料理」だった。次に札幌へ行くときには、何度か通い詰めることになりそうだ。
ちなみに、この店の隣は、これまたユニークな「ジンギスカン屋」で、そちらも捨て難い。ラーメンとジンギスカンのハシゴは、あまり想像したくないが。

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