街を歩く, 食べ物レポート

喫茶店とカフェ

北海道庁近くに相当昔からあり、たまに使っている喫茶店がこの店だ。ビルの地下にあり昼でも薄暗い、昔ながらの喫茶店スタイルだ。この店のナポリタンが好きでたまに来ていたのだが、コロナの間は休業していることが多く、久しぶりに店先を覗きに来たら、なんだか賑やかな看板が出ていた。
知らないうちにずいぶんデザート推しの店になっている。自分の記憶では、「純喫茶」というのは飲み物しか出さない、フードなしの店だったと思うのだが、どうやら今では違うものになっているらしい。
別にそこに文句があるわけではない。美味いナポリタンを食べた後、チョコパフェを食べるというのは財布に余裕ができた大人の特権だ。ソーダフロートを飲んだ後、渋くコーヒーで締めるというのもやはり大人の特権だ。まして、追加でプリンを頼めばプチ王様気分になれる。喫茶店はそういう使い方ができるのが嬉しい、オヤジ好みのコンセプトではないか。
などと看板の前で妄想してしまった。確かに、純喫茶はオヤジの楽園になりつつある。アフターコロナ時代の良い落とし物かもしれない。

その古い大人の楽園から徒歩5分もかからないところに、今の大人のおしゃれスポットがある。北海道庁正門前に広がる広場を眺めながら、優雅にお茶ならぬ「おアイス」を楽しめるカフェだ。全国的にはこのブランドの飲食スペースは減少しているはずだが、札幌では実にゆったりとした空間がある、そして昼でも夜でも比較的混み合っていない理想のカフェ的存在だ。

ミント味のチョコレートがブームの後に定着して嬉しい

そのおしゃれな場所で街行く人を眺めながら、洋風かき氷(としか形容しがたいのだが、要はフラペチーノもどき)ミントチョコ味を楽しんだ。普段はあまり甘いものを飲み食いする習慣はない。だから時々無性にソフトクリームとかフラペチーノやキャラメルマキアート的な「甘甘甘」な物が欲しくなる。
ラムレーズン味かミント味があれば尚更良い。昼に飲む酒が背徳的な旨さだとしたら、オヤジが一人で楽しむ「甘い呑みもの」は悪魔的な旨さだろう。
ただ、それを若い女性に囲まれて楽しむ余裕がオヤジ族にはない。だから、札幌のこのカフェは貴重だ。一年に一度か2度しか使わないダメ客だが、是非この場所でこの店を営業続けてください。東京には、こういう「オヤジに優しい」空間が存在していないのです。

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