街を歩く, 食べ物レポート

東京五十番で酢豚

札幌中心部 南3条通り沿いにある町中華

「札幌町中華の本」というムックが発売されている。ネット記事で見つけてAmazonで買ったが、ふと気になって都内の書店で探しても見つからなかった。令和の時代はこういう買い物の仕方になるのだと思った。本屋でぶらぶらと書棚の間を遊び回り、気になった本を手に取りペラペラパージをめくる。そんな本を買い方、楽しみ方は、既に過去のものらしい。ネットリテラシーが低いと、おちおち読書も楽しめない困った時代だ。
その札幌町中華紹介本の中には見当たらないが個人的お気に入りが「五十番」だ。学生時代からお世話になっていた旧店が、ビルの建て替えで閉店した。残念に思っていた。それが、ある日突然転居して営業再開といううれしいことになっていた。以前の店よりちょっと広くなったような気がする。メニューは普通の中華料理屋にあるメニューは揃っているという感じで、特別尖ったものはない。当たり前の中華といえばその通りだ。

この店で注文するのは決まって酢豚だ。マイ定番と言って良い。この酢豚も気を衒ったところは全くない。生姜味の豚肉唐揚げに玉ねぎとピーマンで仕上がっている。きくらげやパイナップルやきゅうりといった変化球は一切入っていない。最近食べたマンゴー入り酢豚(中国人シェフの店)などという令和進化系とは全く異なる。
期待通りのものを期待通りの味で食べさせてくれるのは、町中華の必須条件だろうと思うし、そこがブレないことが町中華の信頼度につながる。八角や茴香といった中華系スパイスが強くないことも大事だ。あとは、街中華でシャンツァイ(パクチー)にお目にかかることはない。あくまで日本人向けの中華料理だからだろう。
札幌にはザンギで有名な愛すべき町中華もあるが、普通においしいという安定性と信頼性で、この店を愛用している。
飛び抜けて美味いとか、珍しいものを食べたいというのであればホテルの中華料理屋に行く手はある。ただ、札幌のホテル中華は意外と保守的なので斬新な何かを求めるのであれば、お江戸あたりまで出向いた方が良いと思う。(マンゴーの酢豚みたいなやつだ)
ただ、東京往復の交通費を考えれば、この店で20回くらい美味しいものを食べられるので、その方がより良い人生の過ごし方ではと愚考いたします。

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