街を歩く

東京弁当に満足した

歌舞伎座の真前にある弁当屋で、花見弁当を買って散歩をしようなどと書いてみたが、本当に花見弁当を買いたくなって、わざわざ東銀座まで行ってしまった。そして店内に入って初めて気が付いたのだが、この店は千住に本店がある和惣菜の支店だった。店内には弁当だけではなく、さまざまな和惣菜が並んでいた。随分と魅力的な商品が並んでいて、心引かれるものがあったが、初志貫徹で弁当を買うことにした。
気になっていたのは、行楽弁当ではなく普段使いと予想している「東京弁当」だ。迷わず一択・・・と思っていたのだが、なんとそこには罠があり、東京弁当は「鳥」と「豚」のに2種類がある。
これには参った。両方買って帰るという手もあるかと、一瞬考えでしまった。だが、試しに弁当を持ってみると、ずいぶん重たい。弁当としてはずっしりしている。体感的に、コンビニ弁当の5割増しくらいの手応えだった。
これは、ふたつは食えないなと判断し、豚は次回にしようと諦め「鳥」弁当を選んだ。ところが、会計をする時に、従業員の方から「鳥弁当で間違いございませんか」と駄目押しされてしまった。向こうは、鳥と豚取り違えのないようにと親切心で尋ねてくれたのだと思うが、やはり豚にするべきだったかと、心が乱れてしまう。親切さが恨めしいやら、悩ましいやら。

家に戻り蓋を開けてみて、これはびっくりだった。弁当の一面が鳥で覆い尽くされている。鰻重のルックスもこれに近いが、鶏肉は厚みがあるのでその分迫力がある。肉の下に何やら野菜らしきものが見えているが、とにかく鳥のボリュームが凄すぎる。どうやって食べようかとまとった上で、鳥をふたの方に移してみることにした。

なんというか、おやまあ・・・という感想しか出てこない。鶏肉を取り除けてみれば、その下には和装材、お麩や湯葉、煮豆など和惣菜の綺麗どころが揃っていた。ご飯はこの下にある。要するに二重の丼のような「二階建て」構造のお弁当だった。
まずは、惣菜を食べ、その下から出てくるご飯を食べる。その繰り返しで、十分満足できる。薄味の惣菜がご飯によく合う。そして、時々鶏肉に手を出す。ただ、この鶏肉は一切れが分厚いので、半分ずつ噛み切りながら食べる。相当なボリュームがあり、半分程度食べたところで満腹感がで始めた。完食した時には、弁当を食べたというより、なんとか食べ切ったという妙な満足感があった。
これは仕事の合間のランチに食べるにはボリュームありすぎだ、午後には寝入ってしまいそうだ。
しかし、家の近くにこの店があれば入り浸りになりそうな魅力的弁当で、これは早いうちに「豚」の東京弁当を試しに行かなくてはいけない。その時は、お惣菜も物色してくることにしよう。

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