食べ物レポート

カレーパン探索日誌 木村屋

普通のカレーパン 普通に美味しい

銀座に行った時にあんぱんを買おうと木村屋に入った。日本一高そうな場所で売っているあんぱんだが、うまさは土地の値段ではなく老舗の技術なのだよ、などと呟きながら行列に並んだのだが。
そこで初めて、アンパン以外にカレーパンも売っていることを知った。ちょっとした衝撃だった。アンパンのバリエーションが多いことは知っていたが、カレーパンまで手を広げているとは・・・。その日はアンパンを買いすぎたので諦めたが、ようやくカレーパンチャレンジを達成した。ただし、銀座の本店ではなく新宿の百貨店に入っているお店での調達だ。
本店では有名シェフコラボ・カレーパンが売っていたが、どうやら本店限定の企画らしく、新宿では売っていない。それは仕方がないとして、まずは「普通の」カレーパンを買い込んだ。食べてみれば、普通に美味しい。カレーパンとしては値段がお高めのような気もするが、そこは「木村屋ブランド」という物だろう。
カレーは甘くもなく辛すぎでもなく、中庸な辛さだった。その辺りも、妙に味が尖っていない老舗ブランドの安心感のような物だろうか。形も小判型でパンの中に大きな空洞もなし。パン生地がやたら厚いということもなし。生地とカレーのバランスが良い。うましだった。

そして、なぜかカレーパンと別のケースに陳列してあった「かつカレーパン」は、まい泉とのコラボだ。パンの中にはカレーと共にカツ(らしき物)が入っていた。
口に入れた食感からすると、確かにトンカツが入っているのはわかる。ただ、カレーとトンカツとパンのバランスが微妙な感じだった。
メンチカツやコロッケを挟んだコッペパンはなかなかうまい物だから、それがカツカレーに変わったと思えば良いのだろうが、おそらくカレーの量が足りないのだと思う。
カツにカレー味のソースをかけたコッペパンであればバランスは取れそうだが、カレーパンとして考えると、具材(カツ)の量とカレーのバランスがカツ寄りになってしまっている。そのせいで、カレーパンではなく、カツパンみたいな感じがしてしまう。
たっぷりとカツを入れるとこのアンバランスになってしまうのだろう。かと言って、カレーに合わせてカツを小さくすれば、カツカレーパンとは言いににくい。美味しいものを作るのは難しい物なのだと、改めて実感した。
サンドイッチ専門店でもカレー味はなかなか見かけない。カレー味は、味が当たり前すぎて調整が難しいのと、カレー味・スパイスの風味が飛びやすく劣化しやすいせいだと思う。だから、老舗パン屋の新カレーパン挑戦は素晴らしいことなのだが、それでも「名品」に至るには、なかなか時間がかかるようだ。

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