街を歩く

岩手の旅 おまけ

岩手のアンテナショップの件でもう少し。お店は東銀座、歌舞伎座の向かいにある。銀座の中心から歩いて5分もかからない便利な場所だ。都内にある各県のアンテナショップの中でも、群を抜いて広いお店だと思う。ゆったりとしたつくりなので、陳列されている商品も多い。

おそらく新幹線を使った配送ではないかと思う「岩手の駅弁」も並んでいるのだが、ちょっと嬉しいお買い物といえばこの白石のパンだ。岩手のローカルパンメーカーだが、宮城あたりまでは販売されているようだ。仙台のスーパーで買った記憶もある。首都圏ではみかけない珍しいパンがあり、地元のスーパーであれこれ物色しては楽しんでいた。その中の一つが、この山型食パンのクリームサンドだ。青森にも似たようなものが人気商品だから、北東北の人には慣れ親しんだ食べ物なのかもしれない。食事というよりは、おやつタイムにもぐもぐ食べるパンだろう。

あとは、北海道人のソウルにも刻み込まれている豆パンだ。中身は甘納豆で、あんぱんの亜種という気がする。日本各地で豆パンは存在する。だから発祥の地がどこなのかは依然としてわからない。
存在が確認できた場所だが、四国と岡山では普通にスーパーでも売っている。九州のどこかで見かけた記憶もあるが、場所が8キロともいだせない。最近では、首都圏ベーカリーショップでも「うちの目玉商品」的に売られていることも増えた。
ただし、そうしたベーカリーショップの高級豆パンは、甘納豆の投入量が過大でパンというより、甘納豆をパン生地で繋いだ感もある。あれはもはやパンとは別の食べ物だろう。
この岩手の豆パンはバランスが良い。明らかにパンの一族だ。しかし、豆パンのルーツは一体どこなのだろうか。パン食が拡大したのは明治以降だから、明治中期に岩手のパン屋で発明され、それが北海道に渡ったと考えて良いのだろうか。
開拓期の北海道は東北を中心とした移民混成文化だったので、自分としては岩手ルーツが本命で、岡山や香川の豆パンは同時並行進化のような気がする。ただ、北海道も開拓時期に酪農が国家事業として導入され、いきなり欧米ルーツでアレコレ的な食品が定着したこともある。その一連として北海道開拓使御用達の豆パンが東北に逆上陸した可能性もありそうな気もする。ちょっとモヤモヤした気分なのだ。

岩手を代表する工芸品の一つが南部鉄器で、最近は「黒」一色ではなくカラフルなカラー鉄瓶なども作られている。それでも鉄瓶といえば、渋い黒というイメージが一般的だろう。
個人的には鉄瓶好きで何個か所収している。だから、時々鉄瓶を見に岩手に行ったりしたものだが、一時期は大陸から来た観光客に鉄瓶が買い占められていて、陳列オンリー、買うのは予約して一年先みたいな困った状況になっていた。それも最近では解消されたようだが。インバウンド消費は生産者にとっては福音だったかもしれないが、普通の日本人にとっては相当に迷惑だったことは事実だろう。
のんびりと鉄瓶鑑賞をしていたら、とてつもなくすごいものを見つけてしまった。箱に書かれた「南部鉄瓶」の字体が何やら見覚えがあるなあと思い、よくよく見てみると、なんとなんとびっくりのコラボ先。おまけにお値段が一段と冴え渡るというか痺れてしまう物だ。普通の鉄瓶とくらべてもかなりの高額作品だった。熱狂的なアニメファンだとしても、このお値段は手の届くものなのだろうか。
確かに、初コラボというのは正しいのだろうが、なぜ鉄瓶とコラボするのだろうか、?????、頭の中が疑問符だらけになった。
オリジナル機体色は紫か赤だしなあ。ひょっとすると、あのとんがった頭部が何か鉄瓶にインスパイアされていたのかとか、ブラグの一部に南部鋳造鉄が使われているという設定だったのか。はたまた、司令の出身地が南部鉄瓶の工房がある町だったのだろうかとか。疑問は尽きない。ウルトラマンと福島県須賀川のコラボ以来の「びっくり発見」だった。
でも、ちょっとこの鉄瓶、欲しいかも・・・。岩手県、奥が深いなあ。

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