
ミニストップの企画弁当に最近ハマっている。ネットニュースで見つけては新作を買いに行く。正しいリピートユーザーだ。今回はレモンステーキ弁当。原型は佐世保の有名店の名物、レモンステーキのようだ。
コンセプトが「冷めても美味しい駅弁みたいな弁当」ということなので、当然ながらレジでレンジ加熱は頼まない。家に持ち帰り、室温で多少放置してヒヤヒヤ状態を脱したところで食べる。

見た目は確かに肉系駅弁に似ている。白飯の上にびっしりと敷き詰められた薄めの牛肉にタレがかかっている。甘酸っぱい味がする。おかずは箸休め程度なので、コレは肉と米を楽しむ弁当だ。
本家本元の佐世保のレモンステーキは、一度挑戦しようとしたことがある。が、超がつく人気店で、予約なしで入店するのは至難の業だった。2時間待ちと言われてスゴスゴ撤退した。
ローカルの有名店は行列ができる名店になっても営業スタイルを変えたり、増席したりしないことが多い。少なくとも帰りの飛行機の時間が決まっているような時には、予約なしで行くことは無謀以外の何者でもないと思い知らされた。予約はお早めにだ。
だから本家と弁当で味の比べようもないのだが、おそらく原型を食べたことがある人はちょっと違うと感じるのかもしれないと思った。
肉系弁当としては、既存のカルビ弁当の方が「らしい」仕上がりのような気がする。だから、この弁当は「気分を楽しむ」という目的で食べるのが良さそうだ。
冷たくてもおいしい弁当という基本コンセプトがあるのだから、肉を厚くするわけにもいかず、開発は難航しただろうと予測できる。
弁当一つ開発するのも大変なんだよね、と思いながら完食した。