
コロナに明け暮れた2年間だった。自粛強制の外出禁止令や禁酒令の発令など、やはり政府は馬鹿なのかとの思いを強くした、民主主義政府の典型を学んだ2年でもあったように思う。ただ、民主主義政治とは「良い政治」が行われる政体ではない。独裁という権力暴走で、普通の人が捕まったり、強制労働させられたり、殺されたりしないための政治形態だ。「最悪を防ぐ政体」であって「良い政治」が期待できるわけではない。だから、おバカな政府は民主主義の正当な結果と諦めるしかない。ただ、そのおバカな政府のせいで、ラーメンを食べる機会が減ったことには、ぶつぶついうしかない。だから、今年のうまいラーメンを選出をしようとしてもサンプル数が少なすぎるので、いささか無念なのだが・・・。2年間、ほとんど食べる機会がなかった「神座」の「おいしいラーメン(自称)」が、今年の二番候補になった。今ではすっかり希少になった「清湯」的スープと、腰の強い麺は時々無性に食べたくなる。トッピングが白菜というのもユニークだ。星三つ。

新宿歌舞伎町の端っこにあるカウンターだけのラーメン屋「たかはし」が、やはりぶっちぎりで一番に認定。顎出しの濃厚スープ(これで塩味スープだ)と、もっちりとした麺の絡みぐらいが最高で、おまけにチャーシューは2種類。低温調理の柔らか焼豚と煮豚の対比が素晴らしい。太メンマも好みだ。いつも忘れてしまうが、これに海苔を追加トッピングするべきなのだ。
札幌のラーメン店も二店ほど加えたいが、今年は札幌に行く機会も激減したので、もっとうまいお店が開いている可能性もあるなと思い、今年の北海道ランキングはなしにした。来年は、もっとラーメン探検ができますように。