食べ物レポート

自由が丘のビストロで味わう幸せの正体

ニンジンのラペ

知人と自由が丘で会食することになり、一軒目は有名な居酒屋で日本酒を楽しんだ。二軒目は少し様子の違う店をということで連れて行かれたのが、自由が丘の外れにあるビストロだった。よく考えれば、ビストロなる店に行くのも、ほぼほぼ2年ぶりくらいになる。おうち時間が増えるということは、おいしい食べ物と会えなくなるのだ。
飲食商売が大変だという話はあちこちで聞くが、うまいもの食いたいという買い手、使い手が、すっかりおいしいものを食べる機会が減ってしまって・・・とぼやいているのはあまり聞かない。自粛ムードの中で、少数意見として葬り去られたか、それとも「自粛擁護派」への忖度として、情報自粛していたのだろうか。
ワインを飲みながら、野菜料理を食べる。作り手の技量に感動する。普段であれば当たり前の「食を楽しむ」行為が凍結されていた一年半だったのだと改めて思った。
この赤い野菜はニンジンのラペ、酢で締めたニンジンとてもいえば良いのだろうか。赤いのはおそらくビーツを使ったのではないかと思うったが、料理を運んでくれた従業員に聞きそびれてしまった。

砂肝もこうなればご馳走

一緒に頼んだのが、砂肝のコンフィ。低温で油で加熱したものだ。低温調理なので、肉が硬くなりすぎないのが良いところだった。一つつまんでゆっくりと味わう。まさに「おいしい食べ物」を食す楽しみ。丁寧で嫌味のない接客も合わさり、良い時間を過ごした感じがする。

個人的な見解ではあるが、レストランの楽しみの半分はおいしい食べ物で、残り半分が綺麗なトイレだと思っている。トイレが綺麗な店は、店全体が綺麗だ。逆にトイレが汚れている店は、厨房内や客席の床が間違いなく汚れている。トイレだけ綺麗で他が汚いという店はありえないと思う。清掃とは、そういうものだ。だからトイレの清掃状態や備品、調度品などを見ると、その店の衛生レベルや店主の考えがわかると思っている。

トイレへの気配りができれば、店の中は綺麗に隅々まで掃除されていて、厨房内も清潔で、接客も気持ちが良いはずだ。良い店の条件は、そんなことの積み重ねだろう。このビストロには、久しぶりの大満足を感じて帰ってきた。飲食店経営者のみなさんに、「最初のコロナ対策は、トイレの改装だ」と言いたい。

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