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駅弁 as NO. 1

今更ながらの話だが、駅弁界の絶対王者は北海道のイカ飯と横川の釜飯なのだそうだ。どんな駅弁大会でも、必ず1・2位をわけあう圧倒的強さで、そこに追いつくのが山形の牛肉ど真ん中、秋田のとりめしで、5位以下に全国の強豪がひしめくという構図らしい。個人的には、あれもこれもランキングに入れてくれと言いたい「おすすめ駅弁」はあるが、客の支持=販売数と思えば、やはりイカ飯と釜飯に尽きるようだ。

まあ、それに文句があるわけでもなく、横川の釜飯は大好物だ。その横川の釜飯の出張販売が、今年は近場のスーパーであった。釜飯のサイトを見ると、本家本元群馬県横川から配送可能な埼玉県、千葉県周辺では、ローカルスーパーのほとんどで特設販売日があったようだ。ありがたいことだと、いそいそと自宅近くのスーパーに買いに行った。まだほんのり暖かい釜飯を手に入れた。ラッキー。

益子焼の釜

最近ニュースで見たのだが、横川の釜飯の土釜を製造している焼き物屋さんが倒産したそうだ。後継の会社は見つかったようなので土釜がなくなることはないとのことだが、それにしても日本一の販売数の釜飯屋(多分)に供給しても商売が成り立たないとは、焼き物業界も大変なのだろう。飲食業とは密接な関係がある業界だけに、こんな場所にもコロナの影響なのかなあ、などと思ってしまった。
最近はパルプ製容器を使った釜飯も売られているが、ゴミになるパルプ製と再使用できる土釜とどっちがエコだろうと考えてしまう。土釜を作る時には火を使うのでエネルギーが必要だし、パルプは森林資源を使うし、おまけに焼却処理が前提だ。などなど、個人生活にもじんわりとエコ問題が入り込んでくる時代だ。

ちなみに、釜飯の土釜は自宅で何度も調理(自分で釜飯つくる)をして、壊れるまで使う。あるいは、小物などの入れ物として使う。昔から碁石を入れる碁笥かわりに使っている。USBやSDの保管容器にも重宝している。蓋付きなので埃が入らない。

全国あちこちに釜飯・駅弁は存在するが、この横川の釜飯はひときわ完成度が高い。なんといっても甘い杏と栗が決め手で、「甘味」の存在がやはり駅弁の肝だ。それも一口サイズというのが重要で、横川の釜飯はこれが2点豪華セットになっているのが優れた点だろう。
隠れ名品は、釜飯型の別容器でついてくる漬物セットで、これだけでも酒の肴になりそうなものだ。その中でも一番下にひっそりと隠れているワサビ漬けが実はおつまみ会の裏ヒーローだと思う。仮面ライダーシリーズで言えば、ライダーマン的存在で、通好みの渋さというしかない。

次回の釜飯販売はいつになるのだろう。自転車で買いに行ける駅弁というのは、とてもありがたいのだが・・。月イチ開催にしてもらえればなあ。

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