食べ物レポート

旭川で締めを求めて彷徨

旭川で軽く締めのご飯を食べたいものだとフラフラ歩き回った。この店の名前は聞いたことがあると思ったのが、「二幸本店」だった。が、何の店だったのかが思い出せない。小樽には三幸があったな、などと脳内連想ゲームが進んだのだが。

ショーケースを見ると鮨と天ぷらがメインらしい。失敗したと思った。最初にこの店に気が付いていれば、鮨で一杯やれたかもしれない。
旭川は北海道でも珍しい海に面していない大都市なのだが、実は海産物がうまい。オホーツク海、日本海から札幌に海産物が流れていく途中を横取りするので、札幌よりも質の良いものが手に入るようだ。この話は富良野で聞いた。富良野は旭川のおこぼれが調達できるので、札幌と同じレベルのうまい鮨が食べられるというのが店主の言い分だった。もっともだと思った。

寿司を食いはぐれたことに後悔をちょっとだけしながらもう少し歩いていると、懐かしのラーメン屋の前に出た。すでに閉店しているようで、コロナのせいか、悲しいぞ。それでも夜遅くまで空いているのがラーメン屋だろうとぶつぶつ言ってみたが、よく見ると本日は定休日だった。
我ながら悔しいのだがたびたび思い知らされる運の悪さだ。特に旅先では、行ってみたいと思う店が臨時休業だったという経験は数えきれない。決してコロナのせいで早仕舞いしていたわけではないようだ。食べられないと思うと余計にラーメンが食べたくなり、もう一息歩いてみることにした。

旭川発祥の有名店、今やグローバル展開もしている塩ラーメンの名店を見つけた。この本店に来たのはひょとすると10年ぶりくらいかもなどと思いつつ店内に入ったら、全く中の光景が変わっていた。記憶の中ではコの字型のカウンターの店だったはずだが、今はテーブル席も多いファミレスみたいな店になっていた。

梅干しが真ん中に乗った塩ラーメンを食べると、なんだか妙に懐かしい。札幌にある支店もたびたび訪れてはいるのだが、やはり本店で食べるのが一番うまい・・・はずだろう。ただ、記憶にある本店の味とは微妙に違うような気がした。普通にうまいのだが、記憶の中の味は過剰に美化されているようだ。
店の味は変わらずにいて、自分の舌が変わった可能性が高いなと思う。濃いめの味がだんだん苦手になってきたのかもしれない。スープを飲みながらそんなことを考えていた。外の気温は相当に下がってきていたので、暖かいスープは何よりのご馳走だったが、麺を完食するのがしんどかった。やはり無駄に歳はとりたくないものだと、久しぶりに思ってしまった旭川の夜。でも、次は醤油ラーメンにしようと前向きに考えてもいたのですよ。

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