街を歩く

復活の居酒屋で感じた不都合

お通しはれんこんと白身魚のマリネ

札幌で禁酒令解放の日に居酒屋に行った。どうも状況を甘くみすぎていたのだが、コロナ統制下ではガラ空きだった、とある居酒屋に応援がてら出かけてみたら、予約がないと席がないと言われた。そうなのか、と感心したりびっくりしたり。それでもテーブルとテーブルの間の隙間の席に通された。壁に向かって二人がけで、両サイドは六人がけのテーブルになっている。結果的に、右と左から浴びせかけられる会話を聞かされることになった。
昔の居酒屋であれば、こんなことはしょっちゅうで当たり前のことだった。今のご時世では、これはどうも感染対策不足と言われそうだ。それでも適合マーク付きというのだから、やはり適合マークの信頼度はあまり高くないような気もする。酔いが回るにつれ大声になるというのは仕方がないことだが、それにしても右にいたおっさんグループが酷かった。最後の方は怒鳴り合いに近い音量になっていた。左のグループはそれにめげたのか、さっさと帰って行った。
コロナの時代の居酒屋風景だ。うるさい客がいると他の客が帰ってしまう。客同士が暗黙の了解で静かに飲む、これが今の居酒屋スタイルなのだろう。そのうち、大声で話をする昔スタイルの客は出入り禁止になるような気がする。ヘタをすると警察に通報するとかいう危ない客も出てきそうだ。去年の夏前に流行った自粛警察・マスク警察が形を変えて、居酒屋監視告発組になるような気もする。危ない世界だなあ。

冷奴とイカゴロルイベ

熱燗を頼み、冷奴とイカの肝を凍らせたもの(北海道語的に言えばルイベの一族)を頼む。実に演歌的な飲み方だと自覚はしているが、どうもアヒージョだのカルパッチョだのは注文する気にならない。ひさしぶりの居酒屋フル営業なのだから、やはりここはオヤジ飲みで良いだろう。知人との待ち合わせだったので、ちびりちびりとやっていた。

イカゴロルイベ

最近ではすっかり採れなくなってしまったイカだが、鰹と同じでイカが日本まで回遊する元のところで乱獲する国がある。元でとるから回遊してこないということだろう。イワシやニシン、サバといった青魚は漁獲量が長期的には変動して、ある時から全然取れなくなったりする。原因はよくわかっていないらしい。一時期はイワシが取れなくなって、代わりに鯖が増えた。ここしばらくは鰯の量が戻ってきたら、今度はアジが取れなくなった。近年はサンマの不良が続くが、これは暖流と寒流の力関係が影響しているという話もあるし、日本近海に来るサンマの群がいるオホーツクで一網打尽にサンマを取り尽くす国があるせいだという話もある。
イカは元々日本人くらいしか食べていなかったのが、すし文化も含めた海産物の需要増加で乱獲されているということも原因の一つのようだ。少なくとも北海道沖で採れるイカは、往時は一ぱい100円以下だった。それが今では魚屋に行くと北海道産マイカ500円の時代になってしまった。イカはもはや高級品らしい。
刺身用に買ってきたイカの余り(ワタとゲソ)で塩辛を作っていたものだが、今はそれも高嶺の花になってしまった。イカゴロ(イカのキモ)は、刺身を作った時の余りをひとしお振って水抜きしてラップに包んで冷凍庫に入れるという、本当にお手軽かつリサイクル的つまみとしてたのしんでいたものだった。今は、それをしっかりとお値段を払って注文する羽目になる。時代は変わるものなのだね。

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