街を歩く

かもかもがわ

札幌市の中心部を流れる創成川は、開拓時代に作られた人工の堀のあとだ。石狩川、豊平川といった自然の大河とつなぐ舟運の要で、今ではすっかり観光客専用になっている二条市場も、その水運によってできた市場だったのだろう。
その創成側の上流部分がなぜか鴨々川と呼ばれている。中島公園の中を流れているので、散歩がてらに目にする人も多いだろう。その鴨々川が中島公園から市街地に流れ出すあたり、南9条界隈は、今でこそすっかりホテルと高層マンションに変わったが、昔はいわゆるラブホテルが立ち並ぶロマン(笑)の場所だった。ススキノの南側にあたりディープススキノと恐れてあまり近寄らない場所でもあった。

そのディープな場所で錦鯉が飼われているのだという話を聞き、へーと思った翌日、天気が良いこともあり散歩に出かけた。確かに錦鯉が何匹も泳いでいる。札幌観光の夜の名所ススキノだが、実は東西に大きな寺、神社などがある。昔の地域割では風俗地区の外は宗教地区だったようだ。開拓期から歴史が浅い札幌で、開拓初期に京都を模した街づくりを志向したこともあり、札幌の街中は微妙な京都のコピーという部分ある。ただし、地形的にはどうやら東西反転した京都らしい。京都の東山に当たる部分が、札幌では西部になっている。藻岩山から円山にかけての山間部だ。京都であれば鬼門に当たる方角が、札幌では豊平川を超えた先で平野部にあたる。そのためか、北西部にある円山地区に札幌神社が鎮守として置かれたようだ。鬼門の抑えではないので、ちょっと不思議な配置だと思う。そんな京都に縁のある町なので、鴨々川というのも、鴨川と加茂川の合体版ではないかと思っているのだが。

豊平川ではカムバックサーモンという鮭の養殖プロジェクトが数十年続けられ、今では鮭が大量に遡上するようになったらしい。ただし、これを密漁すると相当厳しい罰を受けるので、見るだけの鮭だ。Eys Onlyなので国家機密みたいな存在だ。だが、コロナ前は鮭イベントがあったとおぼろげに記憶している。来年あたりは、カムバックサーモンの周年キャンペーンなどがあるのではないか。小学生を対象に鮭の掴み取りなどが行われれば楽しそうだ。飲み屋の店長に聞いた話だが、北海道各地の河口付近で行われている鮭の一本釣りは、引きの強さもあり一度やると病みつきになるらしい。鮭バウトにハマるとは北海道らしい。豊平川で金魚釣りのような糸の切れやすい竿で鮭釣り大会やるのも面白いかもしれないなあ・
それと同じように鴨々川でも「こいこいキャンペーン」でもやってディープススキのを楽しむイベントにしてくれないものか。しかし、鯉の住む水はどこに行ってもあまりきれいではない。きっと、鯉は清水に住むのを嫌う偏屈ものな魚なのだろう。それだけにディープ・ススキノには似合っているかもしれないな。

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