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スーパーのピザがおすすめ?

ネットのニュース配信記事を見ていると、時々思いがけない情報にぶち当たることがある。政治の課題と国際情勢とアイドルの恋バナと格安グルメ?情報が並列で流れているせいだろう。「首相退陣か?」みたいな記事と「コンビニ弁当で一番安くて美味い〇〇」が同列の価値を持っている。
そんな格安グルメ話の中で、よく見かけるのが「スーパーOK」の弁当と惣菜の話だ。確かに安いし、よく研究されている商品が多い。その中でも焼き立てピザが興味を引いたので、久しぶりにオーケーに行ってみた。オーケーは最近のスーパーでは珍しく、インストアベーカリーコーナーを持たないが、店内でパンは焼いているらしい。見せないだけということかもしれない。
格安500円のピザを定期的に焼いているようで、並んでいるピザの箱を触ってみると暖かい。基本は売り切れごめんらしく、開店時、14時、17時みたいな焼き上げタイムに追加補充されるようだ。トマト系ソースのシンプルピザが500円、肉系のソーセージや照り焼きチキンがトッピングされると600円弱という二段の値付けになっている。照り焼きチキンのピザを11時ごろに買ったのだが、まだ暖かい。

宅配ピザで頼むとMサイズに当たる大きさだが、Mサイズはだいたい定価が1500円から2000円くらいなので、このスーパーオーケー・テイクアウトピザの値段は破格ということになる。デリバリーのピザと違いテイクアウトで買うと、ピザは必ず冷めてしまうから、スーパーで買おうと宅配店で買おうと品位に差は出にくい。確かに、スーパーのピザはお値段それなりという感じがするが、専門店のピザとの価格差を考えると、これで十分と考える客は多いだろう。そこで、500円ピザが成立する条件を少し分析してみた。
ピザの原価は非常に乱暴にいうと、生地(+ソース)とトッピングとチーズの原価がほぼ同じ。つまり100円の生地+ソースを用意すると、それに100円分のトッピングを乗せ、100円分のチーズを乗せる。
またピザは円形なので、直径が2割大きくなるとトッピングやチーズは5割多く乗せることになる。これがピザの原価を決める大きな要因になる。
原価を削減するためには、ピザの生地(直径)は大きく見せながら、トッピングやチーズを減らすことが重要で、そうなるとフチを大きくすることになる。フチが太くなれば内側のトッピングとチーズの面積が減る。フチを直径の1割程度から2割程度に増やせば、トッピングとチーズは二乗に反比例(?)して3割ほど減らすことができる。テイクアウトピザ(冷凍のピザも含めて)は、だいたいフチが太いのだが、理由はこれだ。
肉トッピングにすると値段が100円増しになるのは、肉トッピングのコストが高いせいだが、その時にチーズ増量ではなくマヨネーズソースで「濃い味」を追加するというのが、コスト管理の原則になる。
宅配ピザとテイクアウトピザの見た目の差は、こんなことをあれこれと工夫した結果なのだ。

ピザは、フチを食べ残すことが多い。単純に生地だけでは味がしないせいだが、そうなるとテイクアウトピザの食べた後は、フチの残骸が山積みされることになる。これが一枚2000円もすると、微妙なもったい無い感が出ると思うが、500円程度であればそれほど罪悪感も出ないのかもしれない。
500円ピザを実現するには、意外と綿密に、そして理論的なものづくりの取り組みをしなければいけないのだが、その割に低単価で儲からないからスーパーではなかなか広まってこなかった。ただ、これだけテイクアウト食品の市場が広がると、テイクアウトピザは新しい目玉商品に大化けするのかななどと思っている。
スーパーのピザは500円のシンプルなやつを買ってきて、家で追加トッピングをちょい乗せすれば、実は簡単に宅配専門店のピザを超えるうまさになる。スマートピザを作るスマートレシピーがはやりになるかもしれない。その話はまた次の時にでも。

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