街を歩く

炭オヤジというラーメン屋?

札幌市中心部、狸小路という東西に広がるアーケード商店が最近復活しつつある。昔からの店が相当潰れて、その跡地に外国人観光客向けのドラッグストアーが大増殖していたのが、この一年以上続くコロナの被害でドラッグストアーがどんどん閉店している。そこに色々と新しい店が開店している。街の変化、新陳代謝が進んでいるということた。コロナのせいで活性化されていると言う不思議な状況が生まれた。
その狸小路の西側、7丁目、8丁目界隈に小ぶりな飲食店がたくさん開いて、ちょと小洒落た飲食地域になってきた。その中で、赤星というラーメン屋の社長が居酒屋を開けた。居酒屋なのだが、なぜか昼はラーメンを売っている。姉妹店というよりは、いとこ店という感じだろうか。夜は海鮮居酒屋で焼きもの中心に、刺身などあれこれ。そして、昼はラーメンを出すという、変わった二毛作のような感じの店だ。

午後3時まではラーメン屋、3時を過ぎたら居酒屋になる。その店に2時ごろに入って酒を飲ませてくれるかと聞いたら、簡単なつまみはできるのでどうぞ、ということになった。締めにはラーメンを食べる気満々だったのだが。結局、酔っ払い特有の短期性健忘症で、ラーメンを食べるのをうっかり忘れて帰ってしまった。店長に申し訳ない。

簡単なつまみに含まれるのは「豆腐類」、全品OKとのことだったので、スタミナ豆腐というものを注文した。スタミナだからキムチが乗っているのかな?とか、ニンニク山盛りだったらどうしようとか、あれこれ考えていた。東京の十条で、ニンニクの効いたみそ味の豚汁みたいなものがかかった熱い豆腐を食べた記憶がある。それを思い出したからだが。結局。出てきた豆腐は冷奴で、ネバネバ系、つまりオクラや納豆がトッピングされているというものだった。これはまた想像と随分違う。ふと思いつき、ビビンパのようにぐちゃぐちゃにかき混ぜて、どろっとした粘度の高い半液体をスプーンですくって食べた。これは麻婆豆腐とも違う、ねばねばドロドロの豆腐料理?になるので、初体験に近い。不思議な食べ物だった。

そして、お約束のラーメンを忘れて、締めに頼んだのがザンギ、鳥の唐揚げ北海道スペシャルだ。最近は北海道人でもザンギと鳥の唐揚げの明確な違いが分からないほど、鳥の唐揚げの侵略が進んでいる。しかし、ザンギは一口食べた時、ああこれはザンギ、とわかるシロモノのはずだ。ニンニク生姜醤油味がベースなので、最近の鳥唐揚げとはとても似ている。
この店のザンギは昔ながらの?衣が薄めのもので、好みにバッチリとあっていた。個人的には、鳥の唐揚げとは東京に出てきて、ホカホカ弁当店で売っていた鳥の唐揚げ弁当が原体験だ。世の中にはザンギと違う味の鳥の唐揚げがあることを知った最初の衝撃。文化の地域差を知らされた一撃だった。以来、数十年、居酒屋に行くと鳥の唐揚げを注文し続けたが、やはり北海道外で食べる鳥の唐揚げと、北海道内で食べるザンギは似て非なるものなのだという感覚は強い。ただ、若い店主がやっている店では、そのザンギと鳥唐揚げの差がどんどん縮まっているのも事実で、文化の拡散と変質みたいな。

そんな世間に背を向けるように、この店では正統派ザンギが出てくるので、今後も贔屓にすると決めました。はい。

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