
地図を見るとわかることだが、日本列島の最東端に伸びるJR花咲線は、終点根室から微妙に東寄りに進み東根室駅が日本最東端の駅になる。端っこ好きとしては、これまで最東端駅を見逃していたのが恥ずかしい。最南端と最北端はすでに完了しているので、残すは最西端のみ、どうやら長崎県にあるようだ。そこに行くのはいつになるのか。端っこ旅としては面白そうだが。

この駅にはホームしかない。駅舎は今は存在していない。駅の横は、集合住宅が何軒があるので、やはり根室市の住宅地にあたるのだろう。駅には車で行ったが、確かにまわりには一戸建ての家が多い。ただ、時刻表を見れば明らかだが、通勤通学に使えるほどの列車密度はない。

一応観光客向けの看板?というか指標が立っている。ホームの下には車が2−3台置ける程度のスペースはある。ここに車を止めてパーク&ライドができそうだが。駅前には本当に何もなかった。最南端の駅では観光客向けの土産物屋とか食堂があったのになあ。

全国秘境駅を巡るというテレビ番組があった。そこに出てくる駅は、見た目がこんな感じだった。ホームが片側だけで、単線で・・・と言う秘境感を出していた。しかし、この駅はすぐ後ろに住宅地があるし、秘境駅のイメージは全くない。

素朴な感想なのだが、JR関係者はもう少し商売を考えても良いのではないのかなあと思う。根室駅で東西南北の端っこ駅スタンプラリーみたいな紙が置いてあったが、まさにこの場所でそれを宣伝しないとねえ。なんだかちょっと残念な気分になってしまった端っこ駅の旅でありました。