街を歩く

高田馬場駅ホームから見るアフターコロナ

普段使いをしているJR山手線、高田馬場駅のホームから見た光景だ。右手のビル「ビッグボックス」が改装をして、回転寿司のスシローが入った。回転寿司は郊外型の店が主流で、都心部にはほとんど店がなかったが、これは便利なところに開いたものだと感心していた。そうしたら、左手のビルの屋上に「くら」の看板が立ち上がっていた。なんと、回転寿司の二大勢力が高田馬場決戦を企んでいる。これは近いうちに視察に行かなければと、早朝のホームで考えこんでいた。コロナの飲食業への影響というか打撃は、都心部の家賃相場を大きく変化させたことは間違いない。回転寿司が入るような大箱は、これまではチェーン居酒屋が牛耳っていたはずだが。今やその影すらないのだ・・・・。栄枯盛衰だななどと感慨に耽っていたら、あることに気がついた。

ホームから見る看板が、あれれという感じだった。奇妙な違和感というか、落ち着きのなさがする。一見して、学校の看板だとばかり思っていたが、よく見るとひらがなカタカナがない。おまけに見たことのない漢字(簡体略字)が使われている。ようする大陸系中国人向けの看板なのだ。全部アルファベットで書かれていたら、日本人向けではないことが見てすぐわかる。なまじ漢字(漢字もどき?)だから、簡単には気が付かない。違和感の原因はこの辺りだろう。
この学校の経営者は、山手線ホームから「この看板」を読み取り理解するものがたくさんいると判断しているのだな。看板料がとてつもなく安くなったのか、それとも看板が効果を発揮するほど、大陸の人が入り込んでいるのか。東京の普通の街の中にぽっかり開いた異国空間だった。
妙に不思議なものを見た気がした。昔、西海岸に行った時、日本語の看板を見つけた時の違和感に近い。
しかし、この看板はいつからあるのだろう。全く記憶にないのが、もっと不思議だった。

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