街を歩く

日高屋 別バージョンの話

日高屋が多い宮駅前の横丁で変わった焼き鳥屋をやっているのは知っていたが、それの多店舗化に取り組み始めたらコロナになってしまった、という印象だった。いわゆる大衆居酒屋路線なので大変な状況だろうと思っていた。それでも、何とか営業しているのには頭が下がる思いがする。たまたま川越の街で、ランチ営業をしていた店を覗いてみた。ランチはナポリタンから肉汁うどんに変わっていた。店内に入って聞かれたのが、「飲みですか、食事ですか」というのが、微妙に心に刺さってしまう。昼飲みが主力業態になってしまったということだろう。

取り合えじ売り上げ貢献だということで、ランチの前にちょっと一杯にしようと焼き鳥を一皿(つくね)を注文した。焼き立ての焼き鳥は美味いものだ。最近はテイクアウト焼き鳥しか食べてないしなあ、などとぶつぶつ言いながら、追加で味玉とめんまセットを注文する。これはまさしく日高屋本体のものだろう。

軽くいっぱい飲んでランチにしたので滞在時間は約1時間。その間に入ってきたランチ客は3人。カウンターやテーブル席に距離を置いて、黙食する一人客だ。この現実を見た上で、酒禁止令だの営業時間短縮だの決めるつもりはないかと、政府や県の役人に言いたい。役職の偉い奴(人間的にはずいぶん劣化しているだろう)は絶対に現場を見ていないだろう。普通に街を歩いていて失政の証拠を見せつけられるというのは、かなり不幸な時代なのだと思う。

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