街を歩く

浅草 神谷バーまでふらりと

2017年の記憶 #14 昔に撮ったiPhone写真から引っ張り出してきたあれこれ

神谷バーを目的に浅草に行くことはない。ただ、浅草に行ったら神谷バーには必ず寄りたいと思っている。帰り道の地下鉄入り口近くで、神谷バーの中を覗くと、十中八九は満席で空席待ちの長い行列ができている。たまに、本当にたまに、席が空いている時は宝くじに当たったような気がする。

最初に注文するのは生ビールではなく、名物「電気ブラン」に「追い水」と決めている。2杯目からは気まぐれに、黒ビールにしたり日本酒熱燗にしたり、その日の気分次第だ。電気ブランのいわれは有名だが、この飲み物が開発された頃は「電気」が時代の先端を意味する流行り言葉であったそうで、そこにブランデーベースのアルコール飲料ということで電気ブランになったようだ。
今で言えば、デジタルとかサイバーとかのカタカナ語やDXみたいなものだろう。サイバーハイボールとかDXソーダみたいなネーミングなので、時代は変わっても飲食店のメニュー名の付け方なんて、そんなちょっといい加減な感じで決まるものらしい。
酒の肴には和洋中なんでもあるのが東京下町風だが、平たく言えば居酒屋メニューに下町洋食が混じっている感じだ。だから、煮凝りと電気ブランの組み合わせができる。この組み合わせの酒と肴が合うかと言われると、頼んだ自分も首を傾げる奇妙なものだが、記憶の中では失敗した感覚がないので、多分美味しくいただいたのだろう。
我ながら不思議に思うのは失敗した食べ物、飲み物の組み合わせの記憶ほど強く残るもので、「あ、これまた食べたい」というような成功体験はすぐ忘れてしまう。確か、この後は締めナポリタンを注文したようなうっすらとした記憶もある。記憶がうっすらとしていると言うことは、旨いなあと思っていたはずだ。当時は、店内はタバコの煙がたっぷりだったが、今の神谷バーは全席禁煙になっているはずで、愛煙家の下町シルバーの方達はどう対応しているのかもちょっと気になる。そろそろ神谷バーを目的に浅草に行ってみようか。

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