旅をする

戸隠神社と蕎麦

2017年の記憶 #9 昔に撮ったiPhone写真から引っ張り出してきたあれこれ

戸隠という地名を知ったのは、半村良の伝記物のどれかだったように思う。古代日本の鬼伝承について読んだ本でも、長野県の山奥の地、戸隠、そして鬼無里(きなさ)が舞台となっていて、一度行ってみたいと思っていた。初めて戸隠に行った時は、長野からやたら細い山道を通ってたどり着く辺鄙な場所で、山里という感じを強く持った。その後、何度か訪れる機会があったが、やはりいつも山奥の場所だと思った。車で行けばそれなりに簡単に着くが、昔は徒歩でここを登ったのかと思うと、信仰心というのはすごいものだなと改めて感じる。戸隠神社は自分の中でも好きな神社のベスト5の中に入る。何度もお参りに訪れる価値があるところだ。ちなみにお気に入りの神社は、秩父の三峯神社、長野の諏訪大社下社、奈良の三輪神社、熊本の阿蘇神社など。ちょっと古びた感じがお好みの神社だ。

世間一般的には「戸隠」というと神社より蕎麦の方が知名度が高いような気もする。自分でも戸隠神社参詣の楽しみの一つは、蕎麦を食べることだ。ただ、この門前町の蕎麦屋は平日だと休んでいる店も多いので、蕎麦を食べるつもりなら週末に行くべきだろうと思う。お目当ての蕎麦屋が休みだと、ちょっと残念な気分になるからだ。この日は初めての店を「見た目」と「駐車場」で選んだ。店選びの理由なんて、食べ物の旨い不味いだけでは決まらないという典型だ。特に外観、ファサードは観光地の場合、とても重要だと思う。単純にお目当ての店が休みだったから、まあ戸隠だったら、どこの蕎麦屋でも旨いだろうという理由のない安心感もある。だが、実はこれが正解だった。良い店を見つけるには、多少の運も必要だということらしい。

普通にもりそばを注文しようと思ったが、追加すればつゆが何種類かセットになるようで、信州名物のくるみダレも合わせてセットにした。東京のビジネス街で頼む(それも老舗ではない普通の街の蕎麦屋)の蕎麦は、サラリーマンの定番昼飯だが、食べてもあまり感動はない。腹を満たした、必要に応じて食事をしたという感じがする。(決してまずいとは言わないが)
ところが、ちょっと都会を離れた鄙なところで食べる蕎麦はご馳走感がすごい。この差はいったいなんなのだろうといつも思うのだが・・・。長野はあちこちに(山の中、田舎の畑の脇など)蕎麦の名店がひっそりと存在している。そんなところのそばを、ハシゴしてみたいものだ。

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