時刻表を読むのが好きだ、というと何を読むのだと言われそうだが、けして推理小説や旅物ミステリーに出てくるようなアリバイ作りのために資料を漁っているわけではない。
単純に特急や新幹線に乗らないで、普通列車でどこまで行けるかを探すのが楽しみなだけだ。おそらくジグソーパズルを楽しむようなものだと思っている。
だから、一年に一度ダイヤ改定があると、使いもしない(笑)時刻表を買い込む。そんな性分なので40年近く前の鉄道時刻表を古本市で見つけた時には思わず何冊も買い込んでしまった。
JTBではなく日本交通公社時代の時刻表で、国鉄(JR)在来線が日本全国でまだ現役だった頃のものだ。北海道ではJR路線の半分くらいが廃線になってしまったが、まだ健在だった頃の駅名がわかる。
時刻表趣味が講じて、青春18切符を利用して2度ほと旅をした。青春18切符は普通列車限定利用なので、お尻が痛くなり背中が板に感じるほど長時間移動が楽しめる。1度目は東北本線北上の旅で、追加切符を買い函館まで行った。2度目は東海道線の旅で、なんと山陰線で島根県浜田まで。そこからバスで山越えをして山口県岩国市まで行った。バックパック旅というのを生まれて初めて経験したが、その時も時刻表は大活躍した。
実は青春18切符を使う旅は、夏は暑く、冬は寒すぎるタイミングなので、個人的利用状況では春限定なのだが、この時期は花粉が最盛期で・・・諸王時期に言えば好ましい時期ではない。
5月の連休後とか、9月から10月にかけて平日限定3日間使える青春18きっぷミニとか売り出してもらえないものだろうか。そうすると一年中、楽しい「時刻表読み」ができそうなのだが。
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