食べ物レポート

うちの近所の名店

池袋大勝軒と言えば、ラーメンファンにとっては全国区的有名店で、マスター山岸の弟子たちがあちこちに展開している(暖簾分け)大勝軒ファミリーの総本山みたいなものだろう。つけ麺が世に広まった最大の功労者の一人だと思う。ネットの記事で見たのだが、そのマスター山岸の正統的後継者、味がかぎりなく往時の本店に近いのがこの店らしい。(と、この店が開いた時に読んだ記憶がある。)
開店前から行列ができる人気店で、おまけに売り切れごめんだから昼過ぎにのんびり行くと店が閉まっていたりしたものだ。個人的にも間違いなく名店だと思う。ただし、カウンターだけの小ぶりな店なので、もう少し大きい店になって欲しいと思うのだ。暇な週末には早い時間に並んで食べるしかなかったのだが、コロナの間にちょっと状況が変わっていたらしい。

11時半ごろ行列を覚悟して行ったらスルッと入れた。食べ終わって店を出るころには行列ができていたが、以前の絶望的な長い行列ではなくなっていた。持ち帰りも受け付けているが、電話での受け答えを聞いていると、スープを入れる鍋は持参しなくてはいけないらしい。麺は太麺で硬めだから、つけ麺であればテイクアウトでもかなり品質は維持されるような気がする。

大勝軒のつけ麺は中サイズが基本だが、今ではそんなに量が食べられないので「めん小」を注文した。それでもどんぶりに軽くいっぱいになる。中だとどんぶりの上まで溢れてくる。ツケつゆは軽い酸味がある濃い味付けだ。ほかのラーメン屋のつけつゆはいつも量が少ないと思うのだが、この店では量がたっぷりだ。だから、麺を小にするとちょっとつゆが余ってしまう。それがもったいない。残念だ。
ツケつゆの中にはチャーシュー、めんまがたっぷり隠れているので食べ応えがある。武蔵野うどんと似たような食後感と言えばいいのか、濃厚なツケつゆで太い麺をたっぷり食べる、もぐもぐ噛み締めるというのは共通だからだろう。

つけ麺(こちらの店ではもりそばという)を食べると、すぐに中華そば(汁そば)を食べたくなるのだが、今の時期であればあまり並ばなくても良さそうなので、もうちょっと足を向けてみようか。

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