外食大手の決算が出始めているが、やはり居酒屋、ファミリーレストランは相当苦戦のようだ。例の社長がやってられるか発言をしたサイゼリヤは、改善が進み黒字化したようだ。営業時短で深夜営業やめての収益改善は、すごいことだと感心した。麺チェーンも厳しい決算になっている。そこで応援というわけではないが、好物のちゃんぽんを食べに行ってきた。テイクアウト対応、キャンペーンメニューの連続投入など、色々と改善を図っていると聞いていたので、近くのフードコートの店に行ってみた。
今回のコロナの影響であきらかになってきたのが、繁華街やショッピングモールのフードコートのお店は壊滅的な売り上げ減少を受けたことだ。反対に郊外展開している車対応の店は好調のようだ。また、それでもテーブルサービス中心のファミレスは苦戦が続いている。一番ダメなのは夜需要、店内飲食に偏った居酒屋業態になる。もともテイクアウト比率の高いファストフードは好調でコロナ流行の唯一の勝ち組になっている。
当然、繁華街・ショッピングモール比率の高いちゃんぽんやさんは苦戦している。テイクアウトへの対応として、「伸びない麺」に切り替えたという話を聞いたので食べに行ってみた。

おそらく事前に聞かされていなければ違いがわからないかもしれない。麺の感触は、食べ始めた時に従来とはちょっと違う感じがする。麺表面のつるりとした感触が強い。冷凍蕎麦なので感じる、麺の表面の微妙な違いで感触なのだが、それも食べ進めるうちになんとなく消えていく。おそらく麺が少しずつ「のびて」いく過程で、ツルツル感が薄れてしまうのだと思う。食べ終わるころの麺の感触は、慣れもあるのかもしれないが、以前の麺と変わりがないような感じがした。つまり、長時間スープに使っていると「従来品」に似て行くということなのではないか。麺がのびて劣化するのが、麺メニューのテイクアウトの弱点だ。しかし、麺がのびていって本来的な仕上がりに変わっているということであれば、これは画期的な技術だと思う。個人的には出来立ての時のつるり感はあまり好きではないので、ちょっと時間をおいて食べるということにすれば良いのかなと思うが、それもまた食べ方としては面倒くさいような気もする。そもそも大部分の人はそんな変化に気がつかないようにも思う。
ちゃんぽん麺は太いし歯応えがあるので、普通のラーメンとは違う対応ができるということなのだろう。今回は麺のチェック(?)だったので、普通のちゃんぽんにしたが、次回はアサリたっぷりのちゃんぽんを食べに行かねば。あれはうまそうだった。

埼玉の中華の星、餃子の満洲はコロナ流行になってから(?)、毎月勤勉に新メニュー、月替わりメニューを投入しているので、満洲ヘビーユーザーとしては月一チェックが欠かせない。今月はキクラゲと卵の炒め物。キクラゲが好きなので、期待して注文したのだが、期待を上回る良品でありましたよ。味付けは典型的な醤油系炒め物で、大量に入っているキクラゲが嬉しい。個人的には、この延長戦で、トマトと卵の炒め物とか、キクラゲとアボカドの炒め物とかいう路線に進んでいってほしい。満洲は炒め物が絶対的に不足している。何より、絶対定番の酢豚がない。ここは是非改善要望としてあげたいところだ。もうひとつの追加して欲しいのがキムチチャーハンで、定番チャーハンは十分うまいしコスパも良い。だから、もう一つの埼玉中華の星、日高屋のように上級チャーハンとしてキムチチャーハンの投入をお願いしたい。
キムチチャーハンとキクラゲ炒めがあれば、それだけでビールが何杯も飲めそうな気がする。