食べ物レポート

牡蠣もそろそろ終わりの時期になりますね

Rの付く月には牡蠣を食べても良い。英語の月名称でSeptember 9月から April 4月までの冬を挟んだ時期は牡蠣を食べても安心。Rのつかない5月から8月までは、牡蠣を食べてはいけないよ、ということらしい。夏の日本海で採れる岩牡蠣はどうするんだよと、毎年夏には思うのだが。何事にも例外というものがあるのだ・・・。
ふらりとはいった居酒屋で殻付き生牡蠣を勧められ、そう言えば今年は初めて食べる牡蠣だと気がついた。シーズン中は週に一回くらいは食べている牡蠣好きとしては、何やら目眩がするような事態だ。

ノロウイルスが流行した頃から、二枚貝は悪者扱され、社命により牡蠣を食べると処分されるという恐ろしい野蛮なお達しがあった。そのため、10年くらい牡蠣を食べない時期があった。その時期に上級管理職が主催の宴会でわざと生牡蠣を注文し、食べた部下を処罰するという怪しい行為があったとも聞いた。企業内は大人の社会かと思いきや小学校の悪質ないじめに近いものがある、おもわずゾッとした記憶だ。仕事をしていていろいろ嫌なことがあったが、この上司が仕掛けた罠が一番嫌なことだった。だからなのか、会社を辞めて初めて牡蠣を注文したときに、何やら爽快感を感じたのも覚えている。一生忘れられない牡蠣のトラウマだ。
コロナ流行のせいで食中毒、特にノロウイルス系の発症についてはほとんどニュースを聞かなくなった。たしかに、コロナ対策で衛生状況が改善されているのは間違いない。ただ、それ以上に牡蠣を食べさせる店、例えば居酒屋や和食料理店などの営業自粛や夜間の閉店強制など、食中毒の発生原因である「飲食機会」が激減しているのだから当然かもしれない。おまけにインフルエンザも今年はほぼ壊滅状態だから、コロナ流行の影響は本当に広い範囲にひろがっている。

そもそも個人的には、夜の居酒屋には全く行っていないから、今年は牡蠣を食べる機会が減っていたのは間違いないだろう。スーパーで売っているパック詰の牡蠣(生食用)が、一人で食べるには多すぎるせいもある。大きめの牡蠣をひとつか二つ食べるというのが好みなのだが、それは居酒屋で注文するものと思ってきた。殻付き牡蠣を買ってきて自分でうまく殻を外せるかどうか、心許ないのもたしかだ。今年の冬もまたコロナが拡大するのだろうから、それに備えて牡蠣の殻むきナイフを購入し練習しておくほうが良いかもしれない。

冬までに全国民ワクチン接種完了していたら少しは社会が変わり、牡蠣天国になるのかとも思うが、それを日本政府に期待しても無理そうなので、やはり自助努力でこの問題は解決しなければいけない。
と、所沢の居酒屋で牡蠣を食べながら決意しました。

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