旅をする

札幌シリーズ8 時計台の周辺で

3月中旬でこんなに雪が溶けているのは意外な気がすると、札幌の知人に言ったら、ここ3年くらいはこんなもんだと答えが返ってきた。小学校の入学式までは路面に雪が残っているという記憶しかないので、ずいぶんと時代遅れになっているらしい。
このアングルから撮ると札幌時計台はビルに取り囲まれているのがよくわかる。3月下旬からの雪解けとともに、冬の間に滑り止めで巻かれていた砂が道路のあちこちに溜まって、じゃりじゃりするのがいささか気持ちが悪いのも、札幌の春ということになるのか。

時計台の近くのビル地下にある「立ち飲み屋」と言いながら座って飲める店があり、そこの売り物は日本酒の豊富なラインアップなのだが、実は肴がうまい。手前がアボカドのニンニク味噌漬け、奥が炙りシメサバの鮨。この寿司がちょっと変わっていて、中に何も入っていない巻き鮨の上に、魚が乗っているという「微妙なスシ感」がある食べ物なのだ。これが、けっこう気に入っている。この店以外では食べられないだろう。

剥き出しのコンクリートの壁に日本酒のラベルが大量に貼られていて、あれは飲んだことがある、これは名前も知らなかった、などと呑んべいの心をゆさぶる、怪しいアートになっている。

「裏・高野」は入り口からお店にたどり着くまで、ドキドキする。こんなところに店があるのだろうか?という立地で、ドアを開けるまで油断ができない。ただ、店に入って仕舞えば、そこは日本酒好きのパラダイスみたいな場所で、スタンダードジャズを聴きながら一人呑みするのが至福のひとときになる。人にはあまり教えたくない名店なのだ。

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