街を歩く

札幌シリーズその1 札幌市役所ロビーで憩う 

北海道民であれば、おそらく小学生で習う北海道の歴史で(今では違うかもしれない)、何人かいる著名人の中の、ナンバーワンがこの方。蝦夷地と呼ばれていたのを北海道と命名したひとだ。松島武四郎という三重の方で、当時の日本屈指の大探検家というべきだろう。その遠くを見る銅像を後ろ側から撮ってみた。銅像の後ろに見えているのがロビーの喫茶店で、障害のある方たちが運営しているそうだ。このロビー内は日当たりが良いので、のんびりとするにはちょうど良い。都心部では喫茶店が激減しているご時世なので、穴場的に使っている。

カウンターで注文・会計を済ませると、席まで持ってきてくれるセミセルフスタイルで、のんびりと本を読みながら待っている時間が楽しい。ここのお店のスペシャルブレンドという苦味の強いコーヒーが好みにあっている。宮田屋コーヒーという喫茶店チェーンは札幌市内と郊外に複数店を展開しているようで、そこにもぜひ行ってみたいと思うのだがちょっと遠い。

札幌市役所は19階建てなのだが、18階に誰でも使えるレストランがある。そこにも一度行ってみたいと思いながら、もうずいぶん経ってしまった。札幌市に高層ビルが市役所しかなかった時代から50年近くが経ち、近い将来には札幌駅に50階建てビルが立つそうだ。そこから見ると市役所が下に見えるのか、などと考えつつ、街はゆっくりと変化していくものだなあと感慨に耽ってしまった。札幌の街はバブルの後遺症がようやく収まり、ビルの建て替えが進んでいる。市役所はちょっと取り残され気味かもだが、まあ、そこが良いところかもしれない。すぐ隣が時計台だしね。

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