食べ物レポート

強烈な一撃 居酒屋の看板はこうあるべしだ

所沢駅前の商店街をプロぺ通りという。プロペラから来たことばだが、なぜプロペラかといえば、所沢に日本初?の飛行場があったからだ。正確には帝国陸軍の滑走路があったということかもしれないが。そのプロぺ通りは、今や居酒屋ストリートでもあって、大手チェーン店を含め名の通った店は勢揃いの感がある。まさしく過当競争だろう。そこに新しい店ができた。前の店は居酒屋行くなら俺ンチ来いだった。そこの新業態らしい。しかし、ネーミングがすごいな。がぶ飲みしたい夜があるかあ。でも、こっちが店名だと思ったら、「鬼ぞりゴリラ」が店名らしい。一度行ってみたいような、行くのが怖いような・・・。

なので、入るのに全然怖さを感じない、いつもの「百味」で昼飯を食べることにした。前回気になったメニューがランチ定食の「かつ玉煮」。隣でおっさんがうまそうに食べていて、やたら気になった。注文して出てきたのは土鍋で熱々に煮込まれたトンカツの卵とじというか、カツ丼の頭だった。蕎麦屋の天抜きと同じでカツ丼の頭は酒の肴に最高だ。トンカツ屋で酒を飲むときは、これを作ってくれる店に限る。しかし、カツ丼の頭などと言わないのは、どうも柳川鍋インスパイアな料理と言いたいのだろう。どぜうの代わりにカツを使いました的なこだわりがネーミングに現れた模様だ。うまいから、名前なんてどうでも良いけれど。

百味といえば串焼きでしょうと、追加で注文したのだけれど、◯と▲と□と・・・(5−6種類くらい)はできませんと言われて、こちらも狼狽した。「で、できるの何?」と聞いたら6種類ができるとのこと。最初からそう言って貰えばなあ・・・。とりあえずはできるものから砂肝とカシラを頼み、たっぷりと唐辛子をかけ、東松山名物の味噌ダレをつけて食べた。モツ系にはこの辛い味噌がピッタリと合う。この辛い味噌は所沢に引っ越してきてから愛用しているが、スーパーでも売っている。埼玉県西部地域特有のものらしい。大宮や浦和では見かけたことがない。

「鬼ゾリゴリラ」で新体験をするのも良いが、やはり慣れ親しんだ老舗も良いものだ。初めて気がついたがテーブルには灰ザラがない。時代は少しずつ変わっていくものなのだなあ。しかし、鬼ゾリっていつの言葉だ?

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