街を歩く

街歩きの楽しみ 看板とファサード

昔から街歩きをする時は、カメラと文庫本一冊だけを持っていくことにしている。最近はカメラと文庫本がスマホに置き換わってしまった感があるが、とりあえずスタイルとして写真を撮ることと、休憩の時に喫茶店(カフェではない)で本を読む。この形は学生の頃から変わらない。社会人になってカメラは随分変わったが、最近はコンパクトな一眼レフカメラを持ち歩く。文庫本は電子ブックのKindleで代用することもある。だんだん暗いところで本を読むのが辛くなってきたから、そこは妥協するしかない。

所沢の街で見かけた面白い店だが、1年前には何か違う店だったような記憶もある。定かではないので、前からあったのかもしれない。ただでさえ目立つこの赤い店構えだから、見落としていたとは思えないのだけれど。ジャークチキンという珍しいメニューが、店の特徴を何より物語っているような気がする。ただ、店の前がごちゃごちゃしていて、店構え外観の強さが隠れているのが残念。ぜひ一度行ってみたいと思わせる。ジャークチキンに冷たいビールが呼び寄せているなあ。

なぜかその隣の店が緑なので、思わず笑ってしまった。この隣がyellowだったら完璧なのにな、などと思いながら何やら良さげな喫茶店で、ここは昼すぎに濃いめのコーヒーを飲みに来たいものだ。昼向け、夜向けの店を発見で来たのはラッキーだった。

そして、実はここが所沢の本命喫茶店で、いつでも静かで本を読むには実に理想的な環境だと思っている。コーヒーは昔ながらの濃いめのブレンドで、これがまた実に好みというしかない。もう一軒、やはり渋めの店が所沢駅前にはあるのだが、そこは店内がめちゃくちゃに暗い。本が読めるどころか、出されたメニューを見るのも一苦労なので散歩の時には使いにくい。

茜屋珈琲店は軽井沢が本店で東京都内にも何軒かあるはずだが、自分の住む街にあるのを見つけた時はちょっとした感動だった。20代の頃は軽井沢までコーヒーを飲みに行くなどという偉そうなことをしていたのだが、その時の目的地が茜屋珈琲本店だった。あの頃から外観も看板も変わらない。次の週末にはひさしぶりに茜屋に行こうかな。

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