ラーメンを食べる時、「辛味噌」とか「旨辛」とかいう味変スープが提供されることが多くなったような気がする。まあ、ラーメン屋の単価アップ作戦で、ファストフードの定番トーク「ご一緒にポテトはいかがですかあ」と同じようなものだと思っていた。だいたいは「旨辛変化」すると100円アップというのが相場だろう。その意味ではネギラーメンも、騙しトッピングだとわかっていながら、ついつい頼んでしまう。ただ、首都圏でネギラーメンといえば、この白髪ネギ山盛りで・・みたくなると思うが、関西系ラーメン屋ではネギラーメンってどういうものになるのか・これは今度意識して確かめに行ってみよう、今年最初の宿題だ。

ただし、辛いラーメンとは唐辛子を放り込めば良いというものでもないだろう。ラー油を入れれば辛くなるが、それでは坦々麺もどきでしかない。などど、理屈を捏ね回して自作したのが「イタリアンラー油」だ。たまたま長野の野菜直売所で生の赤唐辛子が安売りしていて、使い道を考えずどか買いしてしまった。その処理に困って、大量の赤唐辛子と大量のニンニクをオリーブオイルで低温でじっくり炒めた。そのままではビジュアル的に貧しいので(唐辛子が黒くなり、ニンニクが茶から焦げ色になり)これまた余っていた胡麻を惜しげも無く放り込んだ。花椒でも入れれば麻辣になるがそれでは中華調味料なので、最後にオレガノとバジルのドライなものを少々放り込んだ。

オリーブオイルは植物油なので長持ちするだろうという計算があったのだが、それもしばらく置いておくと旨みが増すのではという根拠のない理由で、とりあえず3ヶ月ほど様子を見ることにした。オリーブオイルはごま油ほどクセもないし、サラダにかけるとか、卵焼きなどでも使えそうではないかと思っている。
そしていよいよ来週、このイタリアンラー油をラーメンに入れて食べてみようと思うのだが。旨辛になるのか、バカ辛系になるのか、それは食べてからのお楽しみ。一口食べて吐き出したくなる残念なものになるのかドキドキだ。