何やらネット上で焼肉の話が多く出現しているような気がするが、確かに焼肉屋は無縁ロースターがあれば相当な換気能力があるだろう。おまけに冬の最中でも換気に負けない暖房能力もあるので、確かに焼肉屋は快適かもしれない。ただし、人数が多くなればその恩恵にも被れないので、ベストな選択は「一人焼肉」だろう。

ということで埼玉の誇る焼きニックチェーンに行って一人焼肉に挑戦することにした。念の為夜は避けて、昼のピークが終わったぐらいにいくことにした。当然なことだが、満席には程遠いコロナ時代の風景で、客席の半分以上は空席だが、おかげでテーブル席を一人で使うことができる。

ちょっと奮発して肉大盛りとカルビクッパのセットにしたが、ご飯が普通盛りとはいえ丼飯で、食べ切れるかなとちょっとビビったのだが、結果的には綺麗に完食した。原因は一人で自分オノペースで肉を焼けることに尽きる。焼き肉を多人数でワイガやで楽しむ時は、どうやら肉のペース配分を他人に支配されるので、満腹中枢のタイミングが狂うらしい。

お店には悪いが平日の昼のピーク過ぎに一人で焼き肉を食うのは実に優雅で楽しい。週末食べ放題セットを作るより、タイムシフト作戦の方が良いのではないかなと思うのだが。ただ、この平日午後みたいな時間に利用できる客層を考えると、やはりジジイオンリーになりそうで、それは客層としてはいささか偏るような・・・。焼肉屋が孤食ジジイのお達者クラブというのもあまり見栄えが良くないか。やはりこのアイデアは没だな。一人焼肉は自分で楽しむだけとしておこう。