街を歩く

渋谷の焼き鳥屋の隣で考えたこと

前に書いた渋谷の焼き鳥屋の隣にカフェというか洋食屋があった。ステーキハウスだったような記憶があるが、一度も入ったことはない。いつもこの店の前を通り過ぎて坂を登ったところにある焼き鳥屋に通っていたのだが。店の名前もよくわからず、看板の写真を撮ってから初めてわかった。「サイ」という名の店らしい。黄色いデフォルメされた漢字一文字が読めなかった。

店頭のブラックボードを見れば洋食屋のような気がする。お値段は渋谷駅近という立地を考えればリーズナブルというべきだろう。ナポリタン1000円が今の東京の昼飯の相場か。ポークステーキ(1300円)はちょっと珍しい。生姜焼き(1200円)は絶対定番ながらちょっとお高いかもな、などと眺めていたのだが・・・。

地面に置いてある看板をみて、ギョッとした。”飲める”オムライスとある。すでに昼飯を食べた後だったので泣く泣く諦めたが、これは是非実物を拝見したい。”飲める”ということの意味は、オムライスがスープ多めのリゾットのようになっていて、つまりドロドロな液体状で「物理的に飲料」化されているのか。あるいは、酒を”飲みながら”、酒のつまみとして向いているオムライで、ついつい酒が「飲める」のか。気になる・・・。確かめにいかなくてはいけない。

そしてこの店の謎はもう一つあった。上のボードにあったポークステーキと同じもののような、ランチメニューのジンジャーステーキの存在だ。生姜焼きはしっかりボードに書かれているので、最近よく言われる「ポークジンジャー=生姜焼きの別名」ではないようだ。写真も微妙に違っている気がするので、書き間違いということではないのか? 謎が謎呼ぶ「怪しい店」だが、ここも是非一度入ってみなければならない。しかし、こうした渋谷真実探求ツアーは、都知事のいう不要不急の外出になるだろうか。東京都推奨のレインボーマーク付きの店で、会食ではなく一人で食べる「孤食」でも自粛しろということかな。どうやら都知事をやると舌が追加で二枚や三枚増殖する、人としての進化種になれるらしい。(普通に考えれば『妖怪三枚舌』とかいうネーミングになるなあ)

渋谷の街で、「人類の進化」などという高尚な妄想に耽ってしまった。
Thank you, Tokyo metropolitan Governor!

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