街を歩く

タバコと居酒屋の商売問題

札幌で有名な(多分)ホルモン焼き屋が「炭屋」だ。狸小路にあったいつも混雑する店は閉店してしまったが、市内にはまだ何店か支店がある。JR札幌駅の高架下にある店は、駅から近いにもかかわらず、なんとなく場末な感じがしていて、一度ぜひ入ってみたいと思っている。ただし、この店に入るにはいくつかの条件を整えなければならない。まず、秋から冬は使いにくい。コートを着るような季節は基本的に避けたい。着ていく服も選択が重要で、会社帰りになどよっては行けない。できれば、今日はこの店に行くぞと決めて、Tシャツ一枚着てバンダナを頭に巻いて入場したいところだ。当然、雨の日はいけない。また2軒目の店に行きたい時は避けるべきだ。理由は簡単で、煙が濛々と立つ店内に30分もいれば人間燻製状態になる。服に付着する匂いは、そのまま電車にのれば歩く公害レベルになる。特に頭の髪の毛についた匂いは強烈で、家に帰ったら速攻でシャワーが必須だ。それだけの犠牲を払って食べる価値があるかといえば、あるのだ。だからこの写真を撮ったときは、その条件がほとんど達成できていないので諦めた。

美味しいホルモン焼きを食べるにはそれくらいの犠牲を覚悟しろとは思う。ただ、この煙モクモクの店でタバコを吸ったらどうなるかと想像してみたが、おそらくタバコの臭いも煙も全て巻き込まれてわけのわからない状態になるだろうということは明らかだ。それでも禁煙にしているのだろうか。確かめてはいないが、多分禁煙なのだろう。ホルおん食べに来る子供はあまりいないと思うので、ファミリー対応も考えなくて良いのでは。

そして、もう一つの煙もうもう店である焼き鳥屋は、今やすっかり排煙管理ができているので、店内に煙が充満しない。となると、こうして「喫煙可」と言わないといけない状態になっているのだなと気がついた。おそらくここに貼られているポスター・ステッカーその他もろもろは全てコロナ対応として行われているのだろう。これにGo To対応が加わると勢揃いになる。この店は好きな焼き鳥屋なので、時々カウンターで一人飲みをしていた。だから、何か気になルカと言われれば、ゼンゼンと答える。個人的には何が変わったのと言いたいくらい昔と同じなのだが。残念ながらお店の側からすれば、タバコの話よりもコロナの対策が優先だろうし、減った客数がいつ戻るのかというのがいちばんの心配事だろう。

札幌以外の街で居酒屋がどう対応しているのかは知らないのだが、首都圏は厳しい対応で「喫煙可能」表記を見かけることはない。この辺りも首都圏在住者と地方都市在住者の認識の差が大きくなるような気がする。コロナが終わる頃には、喫煙率の高い高齢者群が街の戻ってくるとして、居酒屋の皆さんはどう対応することになるのだろう。喫煙所でのトラブルが話題になったこともあるが、商売のネタとして「タバコ」とどう折り合うかは居酒屋業界の次の課題なのだなあなどと、焼き鳥屋の前で考え込んでしまった。

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