食べ物レポート

ラーメン屋に見るマーケティング         ・・・ノスタルジーとリバイバル

外食では季節限定などで売り出したメニューがバカ当たりして定番になると言うことがある。あるいは毎年同じ時期に売り出す、準定番になることもある。マクドナルド を例に取ると前者の例が、テリヤキバーガーで、モスバーガーの和風味に対抗して投入されたもの。発売当初はフランス人シェフ(確かモネさん)が開発した和風味といったようなわけのわからんストーリだった。後者の例は秋の定番月見バーガーで、今やバーガー以外の業態でも目玉焼きを乗せた月見メニューが氾濫し、外食特有のパクリの嵐状態だ。

これと似たようでいて、実は貧困なアイデアなのがリバイバル、復活商品再投入と言う手法だ。発売中止になるには厳然たる事実がある。要は人気がなくなって売れなくなったから、儲からなくなったから販売をやめたはずなのに、それを「ファンの皆様のご期待に応えて復活」みたいな言い訳をする。どの口がその嘘をつくといいたい。そもそもファンの皆さまのご期待に応えるなら、販売中止にしてはいけない。みんなが食べてくれないから、売るのやめちゃうよと言うのがメニュー中止の大前提だ。人気がなかったのだ。それを復活させる?

などとイチャモンをつけては見たが、ちょっと嬉しい「幻のラーメン 㐂伝ラーメン」の復活だった。後楽園のアッパーブランドとして開発されていた㐂伝の看板メニューで、いつの間にやら消滅してしまっていた悲劇の?メニューだった。

だからリバイバルはこういう少数派の救済としてはありがたい。できれば、ごっそりと予想以上に売れて定番復活を果たしてもらいたいなあ。

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