サイゼリヤは、まだ店内飲食に未練があるのだなと思った。例のマスクをしたまま食べるという「新提案」をYouTubeを使ってまで情報発信しているからだ。そこで、実際にあの「ものを食べながらできるマスク」をしている人がどれくらいいるか確かめに行ってみた。
結果は、0名だった。平日のランチタイムで1時間ほどいたが、とうとう発見できなかった。

代わりに見つけたのだ、隣り合った席を遮蔽する背もたれの後ろのプラボード。これでは頭の高さギリギリくらいなので、ちょっと効果に微妙さが残る気がするが。

それはそれで置いておいて、相変わらずの500円ランチの戦闘力は高いなと感心した。これをもっと上手にテイクアウト対応すれば、コンビニ弁当なんか目じゃないと思うのだが。そちらにはあまり力が入っていないのだろうか。

このキャベツのアンチョビー炒めも、家庭ではできそうでできない。そもそもアンチョビーは缶を開けたら使い切るのがたいへん苦労する。一回で使い切るのが難しい。もう少しテイクアウト専用メニューでも開発して、新規需要を開拓する方が、食べながらマスクをしてねというより商売になりそうな気がするのだが。