食べ物レポート

天丼 恐るべし

埼玉県大宮の外れに開いた天ぷら屋を見に行ってきた。「かつや」が開けた天ぷらやで、これが2軒目らしい。天ぷらやと言わず天丼と言い切っているのが勇ましい。外食関係者が必ずハマってしまう天ぷらやの罠は、福岡にある揚げたて天ぷらの店を真似したくなるというものだが、ここはその誘惑をきっちり振り切っている。拍手ものだ。

天丼がメインで、お値段は三段階。つまり松竹梅なのだが、そう書かないところがなかなか上手だ。松=江戸前、竹=上天丼、梅=(普通の天丼)ということになる。通常は松竹梅があれば真ん中の「竹」に寄るものだが、周りの客の注文を聞いていると、どうもこの店では天丼か江戸前に二分化している。上天丼の注文が聞こえてこない。実にうまい売り方だと感心した。

さて、実際に天丼が届いてみれば、これはビジュアル的にびっくりする。たしかに仰天する代物だった。見た目でうまさを押し付けてくる。特に海苔の天ぷらの見せ方がうまい。この写真から海苔の部分をなくすと、一気にボリューム感が下がる。ビジュアルは大事だね。

天ぷらの味は「普通にうまい」。つゆが少し甘めな気がするが、そこは好みの差のうちだ。食べ進めて初めてわかるのだが、実はこの丼は上げ底で、丼の深さの半分くらいのところに底がある。だから、ご飯の量が見た目より少ない。どんぶりに手を入れてまでボリューム感を出そうとしているのだが、これがあざといと思うか、優れた手法だと思うか、外食関係者であれば学ぶ点は多い。

普通の天丼

色々と感心させられる店だったが、コロナ禍の最中での新規開店だけに、何か新型のコロナ対策をしているかと期待していた。ただ、そのあたりは特別なことはなく、パーテションなども見当たらない。この先、対応していくのだろうとは思うが。

あとはこの天丼の1000円の価値と、先行天ぷらファストフード2社のワンコイン天丼のどちらが戦闘力が高いか。しばらく横で観戦させてもらうことにしよう。

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