食べ物レポート

フレンチ・シノアは狙ってできるものではない

仕事で米国西海岸に行く機会が多かった。当時の流行り物がヌーベルシノアとかフレンチシノアと言われるアレンジチャイニーズ料理だった。大皿で提供されシェアする形態ではなく、一人ずつのプレートで、メインアントレもそれぞれが好きなものを選ぶ形式だった。ビジネスディナーでこのタイプの店が多かったのは、赤肉(ステーキ)が社会的には批判的だったせいもあるのだろう。白肉(チキン)とフィッシュがもてはやされていた頃だった。その当時、ほぼ毎度頼んでいたのがオレンジソースをかけた料理で、実にお気に入りだったのだが、そのお気に入りをすっかり忘れていた。こういう時、とりあえずコンビニでも行って、なんちゃってフレンチでも良いから買えるものならとは思うが、さすがにコンビニでフレンチは無理だ。ということで無理やり自作という選択になって・・・。

冷蔵庫を物色するとメインになりそうな食材は豚肉しかない。トマトが3個残っていたが、実はこれが完熟トマトだったのでアミノ酸多めの一品。これを合わせて、中華料理にあるトマトと豚肉の炒め物風に仕上げてみることにした。ただ、中華味にはしたくないので味覇は使わないことにする。その代わりを勤めるのが蕎麦つゆだ。

玉ねぎを軽く生姜とオリーブオイルで炒める。そこに一本の赤唐辛子(生)と塩胡椒した豚肉を合わせて、豚肉に火が通ったらぶつ切りトマトを放り込み軽く角が潰れる程度まで炒める。そこにたっぷりのオレンジママレード(瓶の半分くらい)を蕎麦つゆで混ぜ合わせたオレンジソースもどきをふりかけ、ひと煽りして完成。ニンニクの芽とかアスパラを入れれば色気も良いが、それではチャイニーズ。アメリカ式にブロッコリーを入れるという手もあるが。

オレンジソースとはいかないが、ママレード味の炒め物は昔の記憶にある好みの味に近い。おそらくバンバンジーのごま味噌ダレの代わりに、このオレンジソースもどきをかけると、あの有名な料理に似てくるはずだ。

フルーツソース、例えばこの時期だとブドウとかりんごとか、もう少ししたら柿なんかも試してみようかと思う、自家製フレンシ・シノアは、なんだか楽しみだぞ。

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