タイ飯の話の続きをもう少し。オーナー曰くこれが新作とのことで、見た目はサラダっぽいのだが、カレー麺だ。冷たい麺にカレー味のソースが絡まり、野菜がたっぷり乗っている。どうもこれが生まれて初めて食べた冷たい麺のタイ料理だった。これは、夏には向いているなと思うが、本場タイでは油で炒めた麺しか食べた記憶がないので、ひょっとしたらこれは東京オリジナルなのか・・・。

このかたいいため物も好物の一つだが、名前を知らないのが情けない。これぞまさしく自分の中のタイ料理そのものという感じで、ヒーハー系の辛さが圧倒的に夏むきだ。個人的にはレモンをたっぷり絞って酸味をこれでもかとアップしたものが好みなのだが。

この辛い取引肉炒めが絶品で、つい話に夢中になってしまったため、なんだか味の記憶が飛んでいるのが残念。きゅうりと合わせて食べると辛さ抜群で、匂いも強烈なのがエスニック料理の良さだ。

いろいろと面倒な世の中で、こういう美味しいプロの料理は簡単に食べられないのだが、コロナの広がりで、どんどん良い店が潰れてしまう。コロナが収束したら、おいしい店も終息していたなど想像したくもないが。せめて、ひとり飯で応援しよう。