コロナの強制自粛明けに所用を片付けに長野に行ったが、どうやら長野県はあちこちに保養地があるにもかかわらずアンチ首都圏らしいので、食材を地元で購入しないで、地域経済には全く貢献しない短期滞在をしてしまった。長野は、この季節になると地元の野菜や果物が美味しいのだけれど。そろそろ大好物のシナノパープルの季節なのに。

片付け物をしていたら出てきたパエリア鍋をゴシゴシと洗いm何とか使用可能な状態にしたので、パエリアを作ることにした。昔はキャンプで使っていたので、炭だらけだった。調理をする気も失せる状態だったが、何とか見られるくらいまで磨き上げた。
パエリアといえば豪勢なシーフード料理みたいな感じがするが、要は海鮮ごった煮だと思えば良いので、材料は適当に。野菜や肉や魚をガーリック・オリーブオイルで炒めるのが肝だ。これでもかと言う量のニンニクを使う決意が必要だが。今回は塩鮭の切り身と、アヒージョに使ったエビの残りを始末することにして、野菜は椎茸とブロッコリーを使った。これで十分ではないか?
あとは、スープで適当に米を煮る。サフランを使えば格好良いが、高いのでトマトジュースとケチャップで適当に仕上げても良いと思う。出来上がったら、冷蔵庫にあった貝割れ大根を薬味がわりに乗せてみた。
色は赤っぽいし、具材はしょぼいし、まさしく「パエリア」もどき。だが、おこげはうまかった。今度は大きめのスキットルで一人前に挑戦だ。

パエリアが仕上がるまでに、ちょいとワインでいっぱいやろうとアヒージョ作成。これもお手軽で、最初に材料を切っておけば、あとはニンニクを放り込んだオリーブオイルが熱くなってきたタイミングで適当に放り込むだけ。味付けはアンチョビーを多めに入れておしまい。自分で食べるので色気よりも食べたい食材重視で選んだら、なんとも見栄えのしないものになったが・・・。きのことエビとパプリカはぜひ使いたいアヒージョポイントの高い食材だ。塩鮭やサバをサイコロに切ったものを入れてもうまいが、これはサッと火を通すくらいにするので最後の一品。おすすめはサツマイモとかじゃがいもを大きめの乱切りにしてレンジアップしたもの。
アヒージョというよりオイルフォンデュなので、これはやはり「もどき」料理だ。
それでも安物の赤ワインをグビグビやるには、贅沢すぎるくらいにうまいので・・・。残った油は、固めに焼いたトーストにつけて食べた。満足。