オフィスビルの地下飲食階にあるラーメン屋は、昼は行列ができても夜はなかなか商売が厳しいようで。昼にラーメンを食べに行った時に見かけたポスターで、どうやらザンギが自慢のメニューらしい。興味あるあるで夜飲みに来てみた。最初の注文が、兎にも角にもザンギとビールで、ラーメン屋でこれでいいのかと思いながらスタートとした。

揚げたてのザンギは確かにうまいが、期待していたよりだいぶ味が薄い。ラーメンタレで漬け込んで濃厚ザンギになっていると想像していたのだが、どちらかと言えばプレーンな「鳥の唐揚げ」っぽい。それでもサクサクの衣はやはりザンギだ。この後は、もう2品ほど頼んで、ビールもおかわりというのが普通の流れだろう。
オフィスビルの地下なので、飲んだくれ親父が来るかと思っていたが、そうでもなくたまにポツポツと来る客はほとんどがラーメンだけの注文。結局、それにつられてラーメンを頼むことにしたが、いつもの塩ラーメンではなく醤油ラーメンにしてみた。まだ色々と変わりラーメンはあったが、そこまで冒険する気もない。

いざ醤油ラーメンを食べてみると、これはずいぶんと「違う」ラーメンだった。塩味が強烈すぎることもあるのだが、
至って普通の醤油ラーメン。不味くはないが、また食べたいというほどうまいとも。一点突破の超優良商品で成立しているブランドは、第二・第三の商品を育てるのが難しいのだね。

やはりこの店は塩ラーメンを頼むに限ると改めて思い知った。名店といえども「苦手」はあるのだな。次回は、ザンギと塩ラーメンで一杯やりに行こう。
ちなみに、まだまだ怪しいメニューがあり、それも順番に頼んでみたいとは思っている。