旅をする

看板のセンス 小樽編

個人的な意見であるが、北海道人はユーモアの量が足りないと思う。風土的な問題(冬が寒く家に閉じこもりがち)は、北部東北も同じだが、おそらく最大の原因は150年ほど前に集まってきた戊辰戦争敗軍集団が新明治政府派遣の官僚にいじめられたせいだと思う。負けた集団は政府に逆らうことができなかった沈黙の集団になるしかなかった。というのが個人的な予想なのだが。
おそらく北海道移住民が口を開くようになったのは、戦後になり明治政府の残骸が消えたあたりからだろう。戦後の北海道はいわゆる左翼政党が強い地域だったし、冷戦のおかげで税金がジャブジャブ投入されたので、ようやく経済的に一息つけた。鉄道と空港の整備が行われ観光産業が立ち上がり、北海道人が明るくなってきたのは「北の国から」が流行ったころからみたいな感じだ。

北海道最大の観光都市小樽を歩く時にそんなことを考えた。小樽は戦前は大商業都市として栄えていたのだが、戦後20年も経つとすっかり斜陽化していった。ところがバブルの前あたりから一気に観光都市化した。小樽のホテルは予約が取れなくなるほど賑わったのだが、確かに北海道の中では函館と並ぶ歴史が感じられる町だ。
おしゃれな喫茶店やレストランもすっかり増えたが、この「おもちゃと湯気の出るカップの店」にはちょっと惹かれる。多分、コーヒーなのだろうと思うのだが、湯気の出るカップの中身がスープだったり、紅茶だったり、ココアだったり、はたまたトムヤンクンだったりするのか気になって仕方がない。おしゃれなユーモアと言うべきか。

そして、南小樽から運河に至る観光通りを歩くと豪速球な看板を見つけた。これは確かに北海道ユーモアだ。お父さんが邪魔者扱い、歩く生ゴミ的捉え方、それで良いではないか。確かに観光地でお父さんは浮いているし、絵にならないし、早く帰ろうとか言って家族の観光妨害するし、その早く帰りたい理由がテレビでプロ野球観ながらビール飲みたいとか、競馬中継が始まるからとか言う全く理不尽なものが多いので、家族の賛同は得られない。

きっとここではペットにおやつを与えるように、観光の邪魔になるお父さんにはビールと柿の種でもあてがっておけと言う場所なんだろうな。

迷子預かり所とレベル的には同じだね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中