モエレ沼公園は、歩いて回るには広すぎる。入り口でレンタルサイクルを調達し走り回るのがちょうど良い。公園のあちこちには立体造形というか美術品のような遊具のようなものがあちこちにある。

このコンクリートの山は一体何なのだろうか。展望台と言うにはあまりに低いし、おまけに周りは樹高の高い木に囲まれて見晴らしは限りなくゼロだ。

その隣にあるのはモニュメントというかオブジェというか。でもこれは子供から見たら登ったり潜ったりするおもちゃみたいなものでは無いか。黄色と黒のコの字型のブロックがあった。並び方に規則性があるようで、内容で。この穴の中を潜って遊ぶ子供はいるのかとシバしまっていたが、そもそも子供どころか大人も通りかからない場所らしい。

でも、公園それも都市の近くにある場所は、こんな風な不思議なものがたくさんあるのが良いのでは無いか。第二、第三のイサム・ノグチが現れるきっかけになればなあ。東京近郊でこういう風な「突き抜けた公園」は見たことがない。箱根のどこかに立体造形の美術館があったと思うが、それよりもよろしいような。
札幌市民がうらやましいと、久しぶりに思った。