食べ物レポート

カレーライス 個人的に思うこと

久しぶりに牛丼でも食べようかと思い高田馬場の街を歩いていたら、なんだかやたら目立つ看板を発見して、近寄ってみたら行列のできる食券販売機が目に入った。意外と街中では珍しいカレー専門店らしい。

そもそもカレーが好きな日本人は多いと思うが、どこのカレーがうまいという話になると途端に話が噛み合わなくなる。繁盛しているカレー屋だって、その中の客の何人が味に満足しているかというと、かなり疑問だ。とりあえずこれでもいいかと思って食べている方が多いのだと、ずっと思っている。

どの家にも「自分のうちのカレー」があり、誰もがそれを一番うまいカレーと思っているはずだ。最近では、うちのカレーがないうちも出現しているような気もするが、それでも大多数の人間は、「うちのカレー」に舌が馴染んでいる。(個人的には、自分が作るカレーが一番うまいと思っている厨房男子もそれなりにいるとは思う)

だから、商売としてのカレー屋は万人受けではなく、俺はこの味が好きだという思い込みができる個性的な味が必要だ。逆に、駅前などで不特定多数を受け入れるカレー屋は、ラーメンにしようか、カレーにしようか、まあ、カレーでいいか、あんまり味は期待できないけど出てくるのは早いし、当たり外れはないだろう的な評価でいるのだろう。駅の構内にあるカレー屋などは全くこの典型で、立ち食いそばと同レベルの速い、安い、うまい的な選択肢の一つでしかない。学生時代の学食のカレーはいつ行ってもまずいの代名詞だったが、早くて安いので食べていた。日本人にとってカレーとはそんな位置づけだ、などどカレーの話で辛口になっても仕方がない。
この高田馬場のカレー屋は、その誰でもが受け入れる、たいして特徴もないうまくもないカレー屋なのか、やたら個性派のカレーで熱狂的なファンがついているカレー屋なのか興味がわいた。ふらふらと入ってしまった。

結論だが、この店は厳密にはカレー屋ではなくカツカレー屋だった。なんと言ってもカツカレーが安い。プレーンのカレー以外ではカツカレーが定番としての位置付けで、低価格なのだ。だからと言って手を抜いているわけでもなく、カツは小ぶりながら注文が入ってから揚げている。ここはポイントが高い評価すべき点だ。カレーのルーはプレーンの極みで、スパイスがちょっと変わっている。酸味が感じられるルーは、ガラムマサラやクミンなどのインド系スパイスとはちょっと違う匂いがする。
ただし食べてみて分かったことだが、このルーがご飯に合うかというと、ちょっと微妙な感があるのだ。カツと合わせて食べると相性が圧倒的に良くなる、カレールーというより、米ではなくカツに合わせたカレーソースということだ。だから、ルーにドブンとつけたカツをご飯と一緒に食べるというのが正しい食し方のようだ。

ルーには具材なし。というか溶けてしまっているのだろう。

カツカレーを食べていると、カウンタに貼ってあった説明に気がついた。
なるほど、14種のスパイスなのねとは思うが、一体何が入っているのか。それにしても、ここは普通であればカレーを威張るところだと思うが、カツカレーを推しているのだから、やはりカツカレー屋なのだ。

店を出てから一気に汗が出てきたのは、スパイスの効き目のせいだと思う。14種のスパイスの効き目かもしれない。
少し時間を置いてからもう一度食べに行ってみよう。大阪ラーメンの神座のように3回食べに行ったら病みつきになるのかもしれない、などと思ってしまった。

不思議なカレーだったなあ。

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