食べ物レポート

ホットモットの丼で考えた

外食産業は常に栄枯盛衰というか、伸び盛りのチェーンも必ず2−3年で凋落期を迎える。最近では立ち食いステーキ屋やワンプライス焼き鳥屋で起こっている現象だが、持ち帰り弁当のほっともっともどうやら過去の拡大出店期に赤字店を大量生産してしまったらしく、その建て直しに苦労しているようだ。

もともと持ち帰り弁当の最大の強みは、「炊き立ての白米ご飯」にあったので、弁当のおかずは白飯を美味しく食べるために作られているというのが基本のキだったはずだ。コンビニ弁当と競合する「ほか弁」の強みはここにある。コンビニ弁当はレンジアップするときに飯とおかずを一緒に加熱するしかない。米に適温を合わせるとおかずが冷たい、あるいはその逆という現象が起きる。「ほか弁」は、そのおかずと白飯の温度差という問題がない。これが最大の差別化要因だ。その点で「のりべん」という商品は完成度の高いベーシックアイテムだった。
だったと過去形で言うのは、ほか弁側の商品開発の怠慢さが、のりべんの革新を生み出さなかったため、値上げもできず品位低下というか昔のままにとどまっていることにあると思う。

のり、鰹節、ちくわフライ、白身フライ、一つずつの磨き込みが足りないと感じる。それでも個人的にはのりべん注文するのだが、食べるたびにちょっとだけがっかりする。銀座のデパ地下で1000円の海苔弁が行列のできる時代なのになと。

全部のせって魅力的?

そんなちょっとがっかり感を感じていたほか弁で、あれ、これはいけるのではと思ったのが新商品?の丼で、お値段がお得というより、ワンコインでボリューム満載というわかりやすさが良いところだろう。

簡単に言えば、フライ特化型幕内みたいな食べ物だ。フライ・オン・ザ・ライスなのだが、カロリー計算なんか関係ねえぞという層にこれはストレートすぎるくらいわかりやすい。カツ丼や卵丼のような調理もいらない。あげたらそのまま飯の上に置くだけという、天丼もどきと言わば言えと、開き直っている?のがとても良い。

Fried foods on the Rice!

逆に、ちょっと難しいのがハンバーグ弁当100円引で、このプライスラインはサイゼリヤ、ガストと直撃するところだ。特にランチタイムではどちらのチェーンも¥500でハンバーグ定食?を提供している。テイクアウトで戦おうとすると、価格ラインを下げるかボリュームで勝つか、どちらかが必要なはずなのだが。

ハンバーグは白飯食いにはちょっとものたりないかな

牛丼のヘビーユーザーは10円安いか高いかで簡単にブランドスイッチをすると聞く。ほか弁も対抗相手をコンビニ弁当に限定せずに、ファミリーレストランランチとの白飯競合について、もう少し考えても良いのではないかなあ。
などと「デラックス得丼」を食べながら考えていたのだが、予想通り完食できずに、メンチカツと唐揚げは晩飯のおかずになった。そうなるとこの丼一つで2食済ませたことになり、ガツンと食べたい若者向けではなく、高齢者対策にお得な丼という言い方もあるかななどと妄想してしまった。

近くのほっともっとが閉店してしまい、たいへん残念かつ不便を被っているので、ぜひ近くに新店を開けて欲しいなあ。

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