食べ物レポート

ホルモン焼きの楽しみ 札幌でホルモン

ホルモン焼きという食べ物は、一応全国区なのだと思っていたが、札幌的進化を遂げた名店がいくつかあるようで、狸小路の端っこにあった「炭屋」がその典型だろう。そこそこ広い店内が煙でモクモクと霞んでいるな中、夏は冷房も効かないような店で人間燻製状態になりながら食べるものだと思い込んでいた。

網焼きはホルモンの原点だ

たまたま見つけたススキの近くので、肉屋がやっているホルモン屋に入ってみたら、煙が見当たらない。とてつもない吸引力で煙はこもらない最新設備のようだ。ただあまりに吸引力がすごすぎて暖房の効きが悪く、冬場だと寒いくらいだった。
直火のガスで焼くホルモン焼きはなつかしい。ただ、注文はタブレットなので懐かしがってばかりでもない。

ホルモントレバーとタンを注文し、あぶり始める。肉が丸く反り返り、表面に肉汁が溢れてくる。くるっと裏返し、程よくソリが戻ったら食べごろだ。焼肉は何度も裏表を返しては、肉汁が、うまみが全部流れ出すので、一回だけ裏返せと遠い昔に焼肉奉行様に教わった。ただ、この教えを知らない人は焦げるのが嫌なのか、一枚の肉を丹念に10回でも20回でも返していく。残念ながら、こういう方とは焼肉にはご一緒しないことにしている。
焼肉奉行の教えを伝道しようとすると、たいていはひどい諍いになるので、何も語ることはしない。飲み会をやるならスシでも鍋でもいいじゃないかということだ。焼肉は一人で自分の食べたいペースで食するのが良いと、最近では思うようになった。

ホルモンは味付け勝負だ

あとは焼肉の心の友としてキムチと冷麺があるのだが、キムチは実に店によってばらつきがあり信用できないことが多い。というか、美味いキムチに巡り合うのは、これまた何度の高い挑戦だ。そもそも、発酵が進んだ濃い味キムチと浅漬け風のあっさりキムチで、好みが分かれるのだが、だいたい世間の趨勢はあっさり系で、これが好みと合わない。残念だ。
そこで、あまり店によってブレのないダイコン系を選ぶ。カクテキ食べたいと韓国の知り合いに言ったら「カ・ッ・ッ・トゥーウゥ・ギ」(と聞こえたのだが)と発音を矯正指導されたのを、今でも思い出し時々笑ってしまう。発音はともかく、韓国で食べたおいしいカクテキはあまり発酵の進んでいないあっさり系だった。

「カ・ッ・ッ・トゥーウゥ・ギ」

韓国で食べた冷麺は、「日本の本場・盛岡冷麺」とは似ているが違う食べ物だった。というか、盛岡冷麺がアレンジ品なのだね。個人的な好き嫌いで言えば、盛岡の方が好みだが、本場ものの冷麺も捨てがたい。(ただし、相当薄味だが)焼肉を食べる時は白ごはんというガッツリ系の男子が多いが、ホルモン食べる時は白ごはんはいらないかな。まあ、これも個人的な嗜好なので押し付けはしないが。


あと札幌独自の「ラム肉」が一番高い(牛より高い)というのも、ちょっとステキだ。

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