食べ物レポート

新宿の老舗で飲む 珈穂音(かぽね)

昔から気になっていた店が、新宿紀伊国屋書店の地下レストラン街にあった。お食事どころと言いながら居酒屋で、夕方5時過ぎにはいつも満席で入れる余地もないと言う感想を抱きながら20年以上たってしまって、気がついたら閉店していた。その後はラーメン屋になってしまった。一度でいいから入ってみたかったなあと後悔していたら、なんと新宿の片隅に移転してましたと言う看板を見つけ、20年越しの望みを叶えられた。移転先は席数も増え、夕方でも予約なしでもふらりとはいれそうだ。

様式美は大切だと思う、お通しの出し方

酒を注文するとお通しが出てくるのだが、これがちょっと素敵だ。一口サイズの突き出しが四品と言う感じか。そうとうな昔だが金沢の魚屋がやっていた居酒屋で。こんな簡易のお通しが出て感動した記憶がある。その店は、従業員が「今日はこれがうまいよ」と言って注文も取らずに料理がテーブルに7−8品並ぶのだが、これがどれもうまくて感動した。なんとなくお通しを見て、その金沢の店を思い出したのだが、メニューを見て注文しなければ何も出てこない出てこない当たり前の東京スタイルだった。

どじょうは夏に食べたいが・・・。

年末に近い時期だったので、何かそれっぽいものをとメニューを見ていたら、全く季節に関係ない「どじょうの柳川鍋」に惹かれてしまい注文。ぐつぐついっている鍋を一人で食べるのもさすがに遠慮して同行者に勧めてみた。どじょうは苦手な人が多いので断るかと思ったら、「おー。うまそう」とガバッと食べられた。うーん、同行者には次回はどじょうとかうなぎのような長い魚が嫌いな人をえらぶことにしよう。

なぜか鮨屋で食べるよりうまいマグロ?

続いて、本マグロの山かけも注文。この辺り(どじょうにマグロ)はお江戸的なラインアップだが、お店も妙に地方発の食材を提供していないので、東京のうまいもの系で注文するのが良さそうだ。刺身で食べた方がよさそうなうまいマグロ赤身を長芋を絡めて食べると、なんだかとんでもない贅沢をしている気分がしてきた。料理の定石を守った品物が、なんと言ってもうまいものだと再確認。

この後、気がむくままに日本酒を何種類か試して撤収したが、事前に調べてきて絶対食べたいと思っていた「ドライカレー」を食べ損なってしまった。
次回は締めがドライカレーで決め打ちのツアーを企むことにする。
こんな店に来るたびに、世界にはまだまだ経験したことのない、おいしいもの(珍しいものではない、定番の)があるのだなと思い知らされる。

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