旅をする

帯広の夜は魚がうまい? 内陸都市でさかなとは

帯広は十勝の真ん中で、海には全く面していない。ところが魚居酒屋が乱立する不思議な街だ。和菓子の原材料、小豆、砂糖、小麦、全てが十勝平野で揃う。ついでに乳製品も豊富なので、洋菓子の原材料も揃う。十勝にはお菓子の名店が多い。だからお菓子の街宣言でもすれば良いのにといつも思っているが、実際には帯広名物と言えば豚丼。そして乱立する魚居酒屋。ちょっと不満がある。

その帯広の夜の街を歩くと、もはや全国区の知名度?を持った北の屋台村がある。ここは、レストラン初心者が、安い家賃で半年契約で場所を借りて、お客がついたら屋台村を卒業して自分の店を開くというコンセプトなのだそうだが、中には卒業を嫌がって留年するオーナーもいるらしい。一軒がそれぞれ個性を持った店作り、メニュー作りなので、はしごをするのも楽しいが、逆に小さい店なので、お目当てのところは満席ということもある。

北の屋台村

屋台の前にぶら下がる提灯、行灯が風情をそそる。実は夏の屋台は何度かきていたが、冬の時期は初めてで、妙に寒々しい感じがする。これで雪が降ればまた感じも変わるのだろうが。何やら八代亜紀的世界だ。

この屋台の周りは一大居酒屋街で、看板が帯広風というか妙にでかい。2階3階ぶち抜きの看板などなかなか見ないななどと思いつつ、大衆寿司酒場には思わず笑った。帯広で寿司か・・。ただ、最近は流通が良くなったので、北海道内陸部でも魚はうまいのだ。例えば、釧路根室で上がった魚を札幌まで陸送する。その途中で帯広で荷を下ろせば、札幌より良い段階の魚を仕入れることができる。これは旭川も同じで、オホーツクから札幌に行く途中を中抜きするので、札幌よりも生きがいいと鮨屋の親父が威張っていた。

寿司居酒屋の横には炉端焼きで、これまた賑やかな看板があった。どこの居酒屋でも豚丼は出しているようで、逆に豚丼専門店は中心部では少ない。さすがに北海道内では景気が良いと言われる十勝の中心だけに、飲み屋街も賑わっていた。

そんな元気な帯広の夜の街で、小ぶりな人気居酒屋にふらっと入った。7時からは予約でいっぱいと言われ、それまでならばということでようやく席についた。お目当ては豚丼飯なし、要は蕎麦屋でいう天抜き(天ぷらそばの蕎麦抜き)のようなものだ。このメニューを食べにこの店を選んだのだよね。豚丼のアタマは、ライスと合わせてちょうどよく味付けされているから、ちょっと味が濃すぎるかとも思ったが、酒の肴にはちょうどよかった。出てくる量もジャストサイズというか、あと一切れ二切れ多かったら、持て余したかもしれない。甘辛の豚焼肉は実にうまいぞ。

居酒屋「かかし」で食べた豚丼の頭

そして、えりも産のツブを刺身で注文。ここ数年、えりものつぶ貝は不良続きで、値段は高騰する一方だ。もはや庶民の食べ物とは言いがたい。昔はツブ一個が100円程度、貧乏人の味方だったのだが。それでも、酒の肴に腹いっぱいになるほど食べるわけでもないので我慢するしかない。コリコリとした食感と磯臭い味がツブ貝の持ち味だが、それと肝の苦味が酒にはまたよろしい具合で。それでも、札幌で食べるよりはだいぶお安かった。

襟裳のツブ

次回は帯広で鮨屋に行って鮨屋の豚丼食べてみようか。

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