書評・映像評

ライドンキング 強い統治者願望のファンタジー

こんな大統領に日本を面倒みてもらいたい?

Ride-on Kingなのかな? 表紙 by Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/4065172608/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_3L04DbV0XA0JA

動物にまたがり、ライドオンしたいというのが趣味の某国大統領という設定はなかなか良い。

大体において、転生物の主人公は「誰でもない市井の無名人」が、訳のわからない状況で強制的に転生させられて、自分の中にある「何でもないと思っていたスキル」を活用し、困難を切り抜けるというものだ。
そのセオリーを大幅に突き抜けて、小国とはいえ革命の闘士上がりの大統領、統率力あり、カリスマ的魅力あり、戦闘能力高し、というブッチギリの能力を発揮し、悪の帝国を挫くみたいな話になっている。ただし、動機は「乗ったことのない動物に乗りたい」だから、ご褒美はドラゴン騎乗だったり、熊にまたがりお馬の稽古的なことになる。もともとのスキルレベルが高いので、周りが簡単に同調するし、人民を愛する大統領の性格が「水戸黄門的正義漢」キャラを素直に体現する。
この正義の味方的キャラは、結構手垢がついているので造形が難しいのだが(いわゆる、クサイキャラになりがち)、この大統領にはその無理がない。当然、悪い者たちをちぎっては投げ、グシャグシャに叩き潰し、最後にありがたいお説教を宣うことも可能だ。

周りの世界は魔法あり、魔物有りのファンタジー世界だが大統領の周辺はガチのバトルモード。いや、この突き抜け方が良いのだろうね。3巻目になり、だいたい周辺キャラも出揃い、世界の説明も終わり、この後は大統領が「困った人民や民衆」を救うべく、悪い王様たちをやっつけるというストーリーになると思うが、それはそれで楽しみだ。

この先でライドオンできそうな魔物といえば、飛行形態では当然ながら竜の一族、海棲類では鯨、イルカなども良いが、イカとかタコもありだろう(クラーケンに乗って水中爆走)。4足歩行動物では狼とか、象も待っている。変わり種では蛇もありそうだ。そして最後は悪の機械帝国から汎用人型機動兵器、巨大ロボットを奪取してライドオン操縦で決まりだろう。

この先も楽しませてくれるに違いない。

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