旅をする

札幌で立ち飲みとは珍しい

札幌駅と北海道庁の中間点あたりに「千歳鶴」直営の立ち飲み屋がある。一時は日本酒市場のシェアを大きく独占していた千歳鶴は、今やその面影くらいしか残っていないが、ある年齢までの札幌の呑んべいには「千歳鶴=日本酒」という時代があった。すすきので飲むとき日本酒トイwば何も言わなくても千歳鶴の徳利が出てきたし、ビールといえば札幌の赤星壜が出てきたものだった。

一見居酒屋風だけど、立ち飲みなのだなあ。でも高齢者向けに椅子席もある。

日本酒は当たり前ながら千歳鶴ブランドのものが、各種取り揃えられている。おすすめはこの三種の味比べセットらしい。ちなみに吟醸酒とは米の精米歩合が高いものをいう。アルコール発酵の調整をするため、醸造の途中でアルコールを添加する。したがって純米酒ではない。
純米酒は、米以外に何も入れない。ただし、精米歩合は吟醸ほどでなくても良い。アルコール添加して発行のコントロールをしないため、吟醸酒とは味わいが異なる。(まあ、ぼやっとした味になるということかな)
本醸造は精米度合いも高くない、純米ではない(アルコールを含め添加物を使う)ので安くできる。
だから純米吟醸となると、コメしか使わず、精米歩合が高く、アルコール添加でコントロールしないので、醸造が難しい。つまりお値段が高くなる。下の三種の酒でいえば右が一番安い、左が高いということになる。

飲み比べセットはちょうど良い。自分の好みがわかればあとはそれだけ注文する。

もし体調が良ければ、右から順番に行けるところまで飲み続けるという乱暴な飲み方をするのも良いかなとは思うが、左端にたどり着くまでにおそらく一升を超える。まさしく死亡遊戯になってしまう。飲み過ぎには注意しましょうの域を超えてしまうので、よいこのみなさんは真似をしないようにだ。

最近北海道の蔵では、北海道産米で日本酒を作るということになっているらしい。栗山の蔵元で買った栗山産酒米の酒はとても美味かった。おそらく温暖化の影響で北海道の米の生産量が上がっているように、酒米にも良い影響が出ているのではないか? それはまた楽しみなことだと思う。昔、長野の蔵元で地元で採れた食用米を農家のおっちゃんたちが持ち込んで、これで酒を仕込んでくれと無理やり作らされたことがあったそうだ。そのさけをのませてもらったが、とても売れる代物ではないという感想を言うと、全くその通りだと杜氏が言っていた。食用米では美味い酒が作れないらしい。もっとも、そのおっちゃんたちは全量引き取り、これが俺たちの酒だと言って、一冬で飲み干したそうだ。

新十津川周辺は、今や北海道で一番食味のよい米を作る名産地だから、米作りの農家が真剣に酒米を栽培したら美味い酒になるのかもしれない。

ちなみに、千歳鶴はどちらかと言うとずっしり系の酒なので、白身の刺身よりは唐揚げ系の肉料理にむいているような気がする。今回の酒の肴は、鳥皮で包んだ餃子。ポン酢でジュワッと油を味わい、冷たい日本酒で流し込む。生きている喜びがささやかに溢れてくる瞬間だ。
札幌旅行をする予定がある前期高齢者、およびその予備軍の方たちへ。
すすきのに行く前にちょっと寄り道して千歳鶴を味わってほしい。すすきのにある千歳鶴直営店は外国人観光客が溢れるようになり、とても予約が難しいらしい。この店はちょい飲みにお進めだよ

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中